AI画像ジェネレーター「Stable Diffusion」を開発したStability AI社は、モデルの商用利用を標準化するためのサブスクリプション・サービスを発表した。
新しいサブスクリプションの仕組みは、収益性とオープンソースのバランスを取るように設計されているとのことだ。Stability AI社のCEOであるEmad Mostaque氏によると、モデルはコードと重さとともに公開され、誰でもアクセスできる。
Stability AIは、オープンソースのAIモデルを提唱していることで知られている。同社は、個人的な使用や研究については、それを守るが、商用利用に関しては相応の対価を支払う必要が生じてくる。これは最近、Stability AIの財務が不安定だという噂が流れる中で起きた動きだ。
会員カテゴリーは3種類、AIモデルの商用利用は2種類
Stability AIには3つの会員レベルがある:非商用は無料で、個人的な使用や研究を目的としている。すべての基礎モデルにアクセスできる。
商用利用が可能なのは2つのレベル。1つはProfessionalで、月額20ドルで利用可能で、年間収益が100万米ドル未満、機関からの資金が100万米ドル未満、アクティブユーザーが100万人未満のクリエイター、開発者、新興企業を対象としている。この階層では、基本モデルをセルフホストで商用利用でき、Professional階層のDiscordコミュニティにアクセスできる。
Enterpriseは、より大規模な組織向けに設計されており、Professional階層のすべての利点と、調整された価格設定、およびサポートやソリューションエンジニアリングなどの追加のエンタープライズ機能が含まれている。
有料会員制の導入は、Stability AIの基盤となるモデルの将来の研究開発に資金を提供することを目的としている。会員になると、3つの階層すべてで新しいAIモデルにいち早くアクセスできるが、商業的に使用できるのは2つの有料階層の会員のみとなる。
Sources
コメントを残す