Snapは、有料サブスクリプションプラン「Snapchat+」の加入者にOpenAIのチャットボット技術を搭載したAIチャットボット「My AI」を展開することを発表した。
Snapchat+は2022年6月にリリースされ、月額3.99ドルで提供されている。
The Vergeによると、このチャットボットはMicrosoftの新しいBing AIにも採用されている、OpenAIのChatGPT技術に基づいているとのことだ。これによって、プレゼントのアイデアや週末の予定、レシピなどを相談することが出来ると、Snapはプレスリリースで述べている。ユーザーは、この “実験的機能”の名前とチャットの背景をカスタマイズすることができるとのことだ。
Snapは、AIチャットボットのよく知られた特性について、あらかじめ下記のようにプレスリリースで触れながら、過度に信頼しないようにと警告を発している。
他のAI搭載チャットボットと同様に、My AIは幻覚を見やすく、何でも言いくるめることが可能です。その多くの欠点をご承知おきいただき、あらかじめご了承ください。
Snap
また、My AIとの会話は全て保存され、製品の改善に役立てられるとのことで、秘密にしておきたいことはMy AIに教えないようにとのことだ。
また、The Vergeは、カスタムChatGPTの統合についての詳細も入手している。Snapchatは、My AIの開発には基本的にChatGPTの “高速モバイルフレンドリーバージョン”を使用しており、”回答できる内容が制限されている“とのことだ。そのため、My AIは会社の信頼と安全に関するガイドラインを順守し、悪口、暴力、性的に露骨なコンテンツ、または政治などの危険なトピックに関する意見を含む応答をしないように、トレーニングされているという。
面白いのが、一部の学校で禁止になったような使い方も制限されていることだ。The Vergeではテストで学術的なエッセイを書かせようとしたところ断られたとのことだ。
The Vergeによると、SnapのCEOであるEvan Spiegel氏は、最終的にはプレミアム会員だけでなく、すべてのSnapchatユーザーにこの機能を提供する計画だと語っているとのことだ。
My AIは今週、Snapchat+加入者向けに展開される。
Source
- Snap: Say Hi to My AI
- via The Verge: Snapchat is releasing its own AI chatbot powered by ChatGPT
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