Samsungの次の四半期は、すでに8年ぶりの低水準となった同社の前四半期よりもさらに悪いものになりそうだ。同社は本日、2023年第1四半期の営業利益が前年同期比95.8%減という衝撃的な数字を投資家に警告した。この予想が的中すれば、同社にとって2009年以来最悪の四半期となり、これは基本的に同社のスマートフォン以前の時代にさかのぼる事を意味する。
DRAMメモリーチップとNANDフラッシュメモリーに関して言えば、サムスン半導体はこれらの特定の技術市場で最大の企業である。しかし、最新の財務報告書では、同社のチップ販売に深い問題があり、それはおそらく業界全体の問題を意味する。
Samsungは2023年第1四半期の財務ガイダンスを速報で発表した。その中で、1年前に記録した14兆1,200億ウォン(1兆4,120億円)の利益に対して、利益が6,000億ウォン(600億円)にまで下がったことを明らかにした。これは、Samsungが発表した14年間で最も低い利益となる。
この衝撃的な利益は、半導体部門の業績不振が一因であった。アナリストは、Samsungが2023年第1四半期の最終的な数字を明らかにするとき、同社のチップ事業は2兆1000億ウォン(2,100億円)の損失を出すと見ている。Samsungは4月後半に2023年第1四半期の最終的な数字を明らかにする予定である。
Samsungは今日、全体的な経済状況の悪化によりメモリーチップの需要が減少している事も合わせて発表した。Samsungのチップを購入する企業は、現在の在庫量を使い切ろうとするため、注文を減らしている。
その結果、Samsungは、「メモリチップの生産量を、特に供給が確保されている製品の生産量を、意味のあるレベルで引き下げる」と表明した。同社はメモリ生産の削減を正式に表明したが、ウェハースタートとメモリビットの生産量をどの程度大幅に削減するつもりなのかは明らかにされなかった。しかし、その決定により、今後数ヶ月間、メモリーチップの価格が全体として上昇する可能性が高い。
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