NVIDIAが公式のゲームによるベンチマークテストを公開した。
これは、実際のフレームレート統計で、DLSS 3による人工フレーム生成は有効にはなっていない。ベンチマークの結果は、NVIDIAの前世代RTX 3080と比較して、RTX 4090では2倍のフレームレートを記録している。
今回のテストの結果は、NVIDIAのAda Lovelace GPUアーキテクチャが、RTXやDLSSを有効にしていない、純粋なラスタライズ性能で、どれだけ高速になるかを示すものだ。
NVIDIAがベンチマークしたGPUは、RTX 3060、RTX 3070、RTX 3080、RTX 4080 12GB、RTX 4080 16GB、RTX 4090の6種類だ。
テストセットアップでは、Intel Core i9-12900KでOverwatch 2をウルトラ品質設定で、ターゲット解像度1440Pで動作させている。
下から順に、RTX 3060が122fps、RTX 3070が195fps、RTX 3080が249fps、RTX 4080 12GBが296fps、RTX 4080 16GBが368fps、最後にRTX 4090が507fpsで出力された。
RTX 4090は507fpsでトップを飾り、NVIDIAの前世代RTX 3080より103%高速化し、RTX 4080 16GBより37.7%高速化されている。
RTX 4080 16GBが遅いカードだというわけではない。4080も、前モデルのRTX 3080に対して48%の性能の飛躍を見せ、素晴らしい結果を見せている。
RTX 4080 12GBは、RTX 3080に対してわずか18%の性能差と、最も見劣りする結果となっており、NVIDIAがこのGPUを4070ではなく、4080と呼んでいることに疑問を感じさせる結果だ。(ただし、4080 12GBは、RTX 3070に対して51%の性能向上を実現している)。
NVIDIAがRTX 3080 Ti、RTX 3090、およびRTX 3090 Tiの結果をわざわざ記載しなかったのは残念だが、RTX 3080の結果に基づくと、これら3つのGPUはすべてRTX 4080 12GBの性能に近い位置になると思われる。
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