Intelが満を持して発売する予定のデスクトップ向けグラフィックスカードが、ついに実際にその姿を現した。Intel Extreme Mastersプロゲームトーナメントにて、ACM-G10GPUを搭載したArc Alchemist 700シリーズグラフィックスカードがお披露目されたのだ。
写真は、Bryce_GfxDriverGuru氏によってTwitterで公開された。今回、Intelが展示したカードは「Intel Arc Limited Edition」とのことだ。なお、このArc Limited Editionについては、3月のIntel Arc発表イベントで明らか存在が明らかになっていた。
Intel Arc Limited Editionは、フラグシップGPUの「ACM-G10」を搭載している。ACM-G10は、最大32個のXeコア(4096個のStream Processor)で構成されており、最大16GBのGDDR6メモリが搭載可能だ。また、このカードには4つのDisplayPortと1つのHDMIポートが備えられている。
Intel Arc Limited Editionは、Intelブランドで数量限定で販売されるとのことだ。デュアルスロット、デュアルファン冷却システムを使用し、8ピンおよび6ピンの補助PCIe電源コネクタを備えており、TDPは225Wとのことだ。
Intelは、ArcAlchemist A700シリーズデスクトップグラフィックスカードの価格を発表していない。ただし、その主力製品であるA770 /A780モデルがNVIDIAのGeForceRTX3070またはRTX3080ボードと競合するように設定されている場合は、競争力のある価格を設定する必要がある。
最近ではグラフィックスカードの価格が急速に下がってきていることもあり、Intelも市場を獲得しようとするならば、それ相応の魅力的な価格で提供する必要がありそうだ。
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