2022年9月に登場すると見られている、次期 iPhone 14 について、これまではお値段据え置きと言われていたが、新たな情報では$100の値上げになるのではないかとのことだ。
iPhone 14は899ドルからか?
iPhone 14については、性能の向上もあまりなく、デザインの変更もほとんど見られないことから、Proモデルと比較して価格上昇はないのではと言われていた。それがここに来ての$100の値上がり報道は驚きでもある。
ただ、その要因について、The Sunの報道では、Wedbush SecuritiesのアナリストDan Ives氏の報告として、サプライチェーン全体での部品の値上がりにより、避けられないものであることを伝えている。
サプライチェーン全体で価格が上昇しており、クパチーノ(訳注:Appleの本社所在地。転じてAppleのことを指す)は今回のリリースでこのコストを消費者に転嫁する必要があります。
Dan Ives氏 – The Sunのインタビュー
値上げについては、TSMCやSamsungなど、チップファウンドリも生産価格を大幅に引き上げるなどの動きが見られており、世界的なインフレもあり、避けられない現実だ。
ただし、CCS InsightのBen Wood氏は、Ives氏の主張を裏付けるように、値上げの可能性を認めているが、“実際にAppleが値上げするかどうかはまだ分からない”としている。購買層に対する現在の様々な製品の値上げによる生活費への逆風を考えると、特に標準モデルでの値上げは、売上に逆効果に働く可能性を指摘している。
もしAppleが値上げの選択肢をとる場合、現在のiPhone 13のベース価格$799(107,800円:税抜)から、$899(121,000円になると考えると、かなり大きな値上げだ。
とはいえ、日本では既に先日の円安による価格改定の影響で一番安いiPhone 13ですら、税込みで10万円を超えているので、値上げの幅ほどには大きく受け止められないかも知れない。
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