OpenAI、国防総省とのサイバーセキュリティプロジェクトでの協力を明らかに

masapoco
投稿日 2024年1月18日 13:33
open ai logo

Bloombergの報道によれば、今週スイスのダボス・クロスタースで開催された世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)で、ChatGPTとDALL-EのメーカーであるOpenAIは、米国防総省とサイバーセキュリティ・プロジェクトで協力し、退役軍人の自殺を防ぐ方法を模索していることを明らかにした。OpenAIはは最近、ポリシーを変更し、その技術の軍事利用を一部認める一方で、兵器開発への利用は禁止している。

OpenAIのグローバル担当副社長であるAnna Makanju氏は、ダボス会議のリーダーシップ拠点であるBloomberg Houseでのインタビューで、このパートナーシップについて踏み込んだ発言をした。同社は当初、軍事組織との提携を禁じていた。「私たちは以前、基本的に軍事的なことを全面的に禁止していたため、多くの人々は、私たちが世界で見たいと思っているものと非常に一致していると人々が考えているこれらのユースケースの多くを禁止することになると考えていました」とMakanju氏は語った。

Makanju氏は、OpenAIと国防総省との仕事について、あまり詳しくは語らなかった。現在わかっているのは、両者が「オープンソースのサイバーセキュリティソフトウェア」と退役軍人の自殺予防法について協力しているということだ。後者の問題は国防総省にとって常に焦点となっている分野ではあるが、最近、現役兵(フルタイムの入隊者)や退役軍人の自殺が増加しているため、国防総省の自殺予防対策室は、軍人の自傷率を減らすための新しい方法を模索している。

Bloombergによれば、この取り組みは、軍事パートナーシップに対するOpenAIの当初の姿勢から大きく変わったことを意味する。一方、OpenAIの大口出資者であるMicrosoftは、すでに様々なソフトウェア契約を通じて米軍との関係を確立している。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Appleストアに掲げられたAppleのロゴマーク画像
    次の記事

    Apple、早ければ3月にも司法省から反トラスト法違反の疑いで提訴の可能性

    2024年1月18日 13:49
  • 前の記事

    2023年の半導体市場、前年比11%減を記録、Intelが首位奪還

    2024年1月18日 13:24
    semiconductor wafer

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • openai

    OpenAI、15秒の音声サンプルから感情豊かで自然な音声を合成できる「Voice Engine」を発表

  • a04c35e8e555c1cc7ae1d6a5f3159856

    MicrosoftとOpenAI、1000億ドル以上をかけて超人的AI開発のためのスーパーコンピューター「Stargate」を開発する計画

  • Sam Altman TechCrunch SF 2019 Day 2 Oct 3 cropped cropped

    ベンチャーキャピタリスト、OpenAIのSam Altman氏を“誇大妄想的”と非難

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

今読まれている記事