GPUに関しては、ハードウェア自体の性能ももちろん重要だが、それを制御するためのソフトウェアも同様に重要になる。ドライバは、ハードウェア自体の様々な機能を有効にし、オーバーヘッドを削減するなどの手助けをしてくれる。最適化されたドライバによって、ゲームのパフォーマンスが大幅に改善されるというのはよくある話だ。
RTX 4000シリーズの発表で、他社とは一線を画する性能を実現したNVIDIAは、ドライバにおいても先んじようとしているようだ。フレームレート解析ソフトウェアのCapFrameXの新しいレポートによると、NVIDIAは、ディスプレイドライバの最適化プロセスに人工知能(AI)を統合することに取り組んでいるとのことだ。
具体的には、「命令、スループット、ハードウェア使用率、スレッド化、設定」について、AIによる最適化が行われるとしている。そして、このAI最適化ドライバは、今年の第1四半期にリリースされ、平均で約10%、最大30%のパフォーマンス改善をもたらす可能性があるという。
この報道は今のところ未確認だが、全く可能性がないわけでもない。AIはNVIDIAの最近のイノベーションの源泉であり、同社はこれを様々な分野に展開してきている。したがって、もしこれが事実なら、NVIDIAはIntelとAMDを大きく引き離すことができるだろう。
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