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新しいエンコーディング方式により、量子コンピュータはより多くのタスクを処理できるようになった

中性原子(冷却原子)量子コンピュータAquilaを開発したQuEra Computingは、同社の研究チームが、中性原子マシンを用いてこれまで知られていたよりも幅広い最適化計算を行う新しいエンコードのブレークスルーを発見したと報告している。

QuEra社は、同社の量子コンピュータのこれまでの限界について、次のように説明している。

具体的には、あるプラットフォームにおける量子ビットのネイティブな接続性によって、対応できる問題のクラスが制限されることが多いのです。例えば、リュードベリ原子の配列では、当然ながら最大独立集合(MIS)問題を解くことができますが、ネイティブな符号化はいわゆる単位ディスクグラフに制限されます。

しかし、この新しい符号化手法により、QuEraの量子コンピュータはこれらの制限を克服することができるという。

現在、新しいクラスの最適化問題を中性原子マシンで解くことができます。例えば、任意の接続性を持つグラフ上の最大独立集合や、任意または制限された接続性を持つ二次制約なし二項最適化(QUBO)問題などです。

これはつまり、QuEraのAquilaのような量子コンピュータが、より多くのアプリケーションを扱えるようになるとのことだ。

同社は、開発の初期段階にある新しい医薬品を見つけるために使用する例を提示している。例えば、QuEraの新しいエンコード手法により、最適なタンパク質設計が可能になる。このように、Aquilaのような機械は、研究者がより効率的に試験を進めるのに最適なサンプルを特定するのをサポートすることが出来る様になるのだ。これにより、新薬の開発に必要なリソースが削減され、承認される確率が高まりる。その結果、医薬品メーカーにとっては、収益の向上とコストの削減が期待出来る。

また、QuEraによれば、新しいエンコーディング方法は、より良いロジスティックススケジューリングに利用できる可能性があるとのことだ。Aquilaは現在、Amazon Braketクラウド上で利用することが出来る。

もちろん、量子コンピューティングが軌道に乗れば、サイバー犯罪者が現在の暗号化方式を破るために利用する可能性もある。数カ月前、セキュリティ企業のCloudflareは、量子コンピューターを使用するグループに対する攻撃から保護できる新しい手法の実験を行う計画を発表している


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