Netflixは、本日開催されたTudumイベントで劉慈欣氏原作の小説『三体』の待望の映画化に関する最新情報を明らかにした。この映画化の話題は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサー、デイヴィッド・ベニオフとD.B.ワイスによる実写シリーズとして、2020年に初めて発表された。今回の発表で、この『三体』が、2023年中に登場する予定であることが明かされた。また、合わせてキャラクターのショットと、舞台裏のいくつかの写真を紹介している。
出演が決まっている俳優には、『オデッセイ』『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・ウォン、『ベイビー・ドライバー』のエイザ・ゴンサレス、さらに『ゲーム・オブ・スローンズ』で有名なジョン・ブラッドリーやリアム・カニンガムなどが名を連ねる。現代SFの傑作と言われる『三体』は、2008年に中国で初めて出版され、その後、世界中で翻訳され、話題をさらった。Facebook共同創業者マーク・ザッカーバーグ氏、バラク・オバマ元米大統領、ジェームズ・キャメロン監督が賛辞をおくり、15年には翻訳書&アジア圏の作品として初のヒューゴー賞長編部門(第73回)に輝いている。日本では19年7月4日に第1作「三体」の翻訳版(早川書房)が刊行され、ゲームクリエイターの小島秀夫氏ら多くの著名人が絶賛していた。
Netflixは2019年にベニオフとワイスと2億ドルという高額な契約を結んだ。『三体』は、この2人が同社のために執筆する最初のプロジェクトだ。Netflixは今後数カ月のうちに、『三体』に関するより多くの情報を共有することになりそうだ。
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