Metaの新しいTwitterクローンサービス「Threads」がついにリリースされ、多くの人々が登録している。
ThreadsはApp Storeで公開されてから2時間で200万人のサインアップを突破し、MetaのCEOであるMark Zuckerberg氏は、自身のThreadsアカウントでこのマイルストーンに言及した。
その勢いは衰える気配がなく、サービス開始4時間の時点で、累計500万ユーザーの登録を突破したことも報告されている。
ThreadsはiOSを通じて「予約注文」が可能で、Instagramの派手なクロスプロモーションを通じてその存在を知らされていたユーザーに通知された。ThreadsはInstagramと深く結びついており、InstagramのアカウントにはThreadsのユーザー番号が表示されるようになった。
Threadsのプレローンチにオプトインしたユーザーは、Threadsが稼動するとプッシュ通知を受け取り、すぐにMetaの最新アプリを始める事が出来た。
TwitterはElon Musk氏による買収後、迷走を続け、先週にはユーザーが閲覧できるツイート数を制限するという驚くべき施策を実施したことにより、このプラットフォームを見限るユーザーも増えてきている。MastodonとBlueskyは、どちらも一時期話題となったが、どちらのアプリにもまだそこまで話題になっていないのが正直なところだ。
今回のThreadsは、Twitter同様にテキストベースのマイクロブログと言えるものだが、似て非なるものだ。
MetaがThreadsにおいて、時系列フィードを採用しておらず、Instagramのように様々なフィードを混在させ、フォローしているユーザー以外の投稿も表示されるようになっている。これは、同社がユーザーをアプリに夢中にさせ、そこに留まらせるために、同じアルゴリズムの組み合わせに期待していることを意味する。ただ、ThreadsがTwitterの特徴でにある、推奨アルゴリズムに基づかない時系列なタイムラインを採用してない点は残念な点でもある。
MetaはThreadsを絶妙なタイミングで立ち上げたようにも見える。Twitterはまず、非ユーザーのサイト閲覧を停止し、次にユーザーの閲覧できるツイート数を制限することを決定し、最後に、ベリファイドメンバーシップにお金を払う意思のない人々からTweetDeckを取り上げると言った。
Threadsは幸先の良いスタートを切ったが、今は主に初期参入者が登録している。本当のテストは、友人や家族とつながることができるように、十分な数の人々を呼び込むことができるかどうかだろう。Twitterからの移行を考えている場合は、その繋がりを活かしつつ移行できるかどうかもまた重要になってくるだろう。
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