Mercedes-Benzは本日、優れたSUVであるEQSをベースにした電動SUV、「Mercedes-Maybach EQS SUV」を公開した。このモデルは、Sクラスの更に上に位置する「Maybach(マイバッハ)」モデルとして初の電動SUVでもあり、同社が考え得る限りの贅がこらされている。
Mercedes-Maybach EQS SUVには、歴史的なMaybachのデザイン要素が散りばめられている。ツートンカラーの塗装、堂々としたホイール、きちんとしたフードオーナメント、電気自動車では必要ないはずのラジエーターグリルまで。
インテリアは、ウッドパネル、前後マッサージシート、枕など、専用装備が満載だ。ダッシュボードには3つの大型スクリーン(標準のEQSと同じ)があり、計器盤、センタースタック、助手席に1つずつ設置されている。このEQSエディションは、Mercedes-Benz車として初めて、コーヒー豆の殻をなめし剤に使った植物性タンニンなめし革を使用している。Mercedes-Benzは革の選定プロセスについても熱心に説明しており、プレスリリースで “革のサプライチェーンはいかなる形態の違法な森林伐採もなく、放牧地は自然林の絶滅や喪失に寄与しない”と述べている。
パワートレインは、AWDのデュアルモーターが649psと950NMを出力する。電気航続距離はWLTPの暫定値で1回の充電で約600kmの走行が可能だ。最高速度は209km/hで、0-100km/hは4.1秒とのことだ。
この車は、ショーファードリブンとして考え尽くされており、後席は前席よりも豪華で、ベンチレーション、マッサージ機能、ネック&ショルダーヒーターが装備されている。エグゼクティブリアシートパッケージプラスを選択すると、ふくらはぎマッサージャーが装備され、リアシートをリクライニングすると、助手席が自動的に前に出て足元が広くなる。さらに、オプションで冷蔵庫、折りたたみ式リアテーブル、前述のシャンパンフルートを収納するための特別なコンパートメントも用意されている。
標準のEQSに比べ、まさにMaybachの名を冠するにふさわしい車だ。航続距離とパワーが大幅に向上し、豪華なアメニティが装備され、世界中の富裕層を満足させることだろう。価格はまだ未発表だが、標準的なマンション一部屋は余裕で購入できる金額になるはずだ。
Source
コメントを残す