Leicaは、9月にその存在を明らかにした同社初のレーザープロジェクタ「Cine 1」をCES 2023でお披露目し、より詳細な内容を明らかにしている。
CES 2023で発表されたLeica「Cine 1」は、トリプルレーザー方式でRGB全色を再現し、壁やALRスクリーンに照射することができる。また、レーザーの寿命はハイエンドのUSTプロジェクターでは一般的な約25,000時間とのことだ。レンズはもちろんLeica製で、Cine 1はその超短焦点レンズ「Summicron」を採用しており、クリアで鮮明なコンテンツを提供する。
9月の段階で発表していた情報と異なる部分と言えば、スクリーンサイズの違いが挙げられる。当初は、80インチと100インチのスクリーン版が設定されていたが、正式発表された現在、100インチと120インチ版へとスペックアップしている。
また、出力もどちらも2,500ルーメンにまで高められているようだ。解像度は、どちらも4K対応となっている。
そして、Leica Cine 1のもう一つの特徴は、内蔵OSに「Google TV」を採用していることだろう。Cine 1はGoogleの最新のAndroid TVベースのOSを利用する最初のUSTプロジェクターとなる。Google TVは市販のテレビではあまり一般的ではなく、他に入手する方法としては、Google TV搭載のChromecastをセットアップに追加することくらいだ。それをネイティブに追加することで、Leica Cine 1は、自分にマッチしたコンテンツを見つけて視聴するための最高の操作性を持つソフトウエアをすでに搭載していることから、ソフトウェア的な魅力も高められている。
Leicaは2023年第2四半期頃に、まずはヨーロッパで、その後、第3四半期に米国で発売する予定だ。価格は、Cine 1のスタート100インチモデルが8,295ドル(109万円)ということで、目玉が飛び出る価格なのは赤いバッジが付いているならば仕方がないだろう。
型番 | LEICA CINE 1 – 120 | LEICA CINE 1 – 100 |
---|---|---|
投影サイズ | 120インチ | 100インチ |
DLP | 0.47” 4k XPR 3840×2160 | 0.47” 4k XPR 3840×2160 |
チューナー | TVチューナー(NTSC/ATSC/Clear QAM) | TVチューナー(NTSC/ATSC/Clear QAM) |
輝度 | 最大2,500ルーメン | 最大2,500ルーメン |
ダイナミックコントラスト | 200万 : 1 | 200万 : 1 |
コントラスト比 | 1000 : 1 | 1000 : 1 |
投射距離 | 0.25 | 0.25 |
スマートTV | Google TV | Google TV |
光源 | Direct triple laser RBG | Direct triple laser RBG |
消費電力 | 最大300W/待機時0.5W | 最大300W/待機時0.5W |
電圧 | 120V -240V | 120V -240V |
サイズ | 600 x 378 x 149 mm | 600 x 378 x 149 mm |
重量 | 14,5 kg | 14,5 kg |
インターフェース
HDMI | 2x HDMI 2.1 (1x eARC Support) / 1x HDMI 2.0 Type | 2x HDMI 2.1 (1x eARC Support) / 1x HDMI 2.0 Type |
USB | 2x USB (1x USB 2.0 & 1x USB 3.0) | 2x USB (1x USB 2.0 & 1x USB 3.0) |
RJ45 イーサネット | 1 | 1 |
アンテナ入力 | 1 | 1 |
PDIF | 1x Optical (トスリンク) | 1x Optical (トスリンク) |
イヤホン/オーディオ出力 | 1 | 1 |
オーディオ
パワーアウトプット | 25W x 2 | 25W x2 |
Dolby Atmos | 対応 | 対応 |
Dolby Digital (Plus) | 対応 | 対応 |
チャンネル | 4.0 | 4.0 |
Source
- Leica: Leica Cine 1
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