近年、高級自動車ブランドが、建築に進出している。つい先日も、Bugattiがドバイに高級マンションを建設することを明らかにしたが、この流れにイタリアのハイパーカーブランド、Lamborghiniも連なることになる。同社はスペインに数多くの高級ヴィラを建設する計画を明らかにしたのだ。
Lamborghiniは最近、スペインのコスタ・デル・ソルに「Tierra Viva」と名付けられた高級ヴィラを立ち上げるため、高級不動産会社Dar Globalとの新たなパートナーシップを発表した。ベナハビスに建設されるこの高級複合施設は、53棟の独立したヴィラを擁し、地中海のパノラマビューを望むこの地域の山間部の丘に沿って、それぞれ異なる高さに配置される。
LamborghiniのStephan Winkelmann会長兼最高経営責任者(CEO)は、「これは、卓越性、品質、革新性という共通の価値観による戦略的コラボレーションです。Dar Globalのラグジュアリーな物件づくりの経験とLamborghiniのデザイン哲学が組み合わさることで、このような見事な成果がもたらされたのです」と、述べている。
Lamborghiniによると、住宅そのものはLamborghiniのアイコニックなスーパーカーのデザインにインスパイアされたものだが、同社の特徴的なハイパーカーである、HuracánやRevueltoの形をした住宅のようなわかりやすいものではなく、分かる人には分かるという微妙なモチーフやラインで表現されるとのことだ。
光沢のある大理石のフローリング、上質なレザーのディテール、そして全面ガラス張りの部屋。ヴィラは、3つの異なるカテゴリーで提供される。最も小さいのは4ベッドルームのEsmeralda。そして5ベッドルームのZafiro と6ベッドルームのDiamantaだ。どの贅沢な家を選んでも、車での直接アクセス、きらめくプール、複数のテラス、緑豊かな庭園が備わる。年中無休の警備体制が敷かれ、共有アメニティも用意される予定だ。
「Lamborghiniとのパートナーシップは、細部にまでこだわった質の高いプロジェクトという共通のビジョンに基づいています。私たちは共に、洗練された豊かなライフスタイルを体現する空間を創造してきました」と、Dar GlobaのCEO Ziad El Chaar氏は述べている。
Lamborghiniは、ヨーロッパ初のプロジェクトで新たな領域に足を踏み入れているが、ドバイのレジデンスではこれまで大きな成功を収めている。エマール・ドバイ・ヒルズの40ユニットの開発は、2021年に公開された直後に完売した。
このプロジェクトは、2027年の完成を予定している。
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