Apple(アップル)は、iOS 16の一般公開から1ヶ月経った本日、新たな機能と様々な改良・修正を施した「iOS 16.1」を公開した。
iOS 16.1には、ライブアクティビティのサポート、クリーンエネルギー充電、iCloud共有フォトライブラリなど、多くの新機能と変更が含まれている。
あわせて、iPadOS 16.1、watchOS 9.1、macOS Venturaなどもリリースされている。
iOS 16.1は、すべてのiPhoneユーザーが利用可能となっている。対象デバイスは、iOS 16を実行できるすべてのiPhoneとなり、iPhone 8以降が含まれる。アップデートは自動で表示されるが、すぐにアップデートを行いたい場合は、[設定]>[一般]>[ソフトウェアアップデート]と進み、iOS 16.1アップデートが表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップするだけだ。
なお、iOS 16.1では以下の新機能が追加されている。
iOS 16.1の新機能
iCloud共有フォトライブラリ
- 最大5人で写真や動画をシームレスに共有できるセパレート型ライブラリ
- 設定ルールにより、ライブラリの設定時や参加時に、開始日や写真に写っている人を基準に過去の写真を簡単に投稿することが可能
- 共有ライブラリ、個人ライブラリ、または両方のライブラリを一緒に表示することをすばやく切り替えることができるライブラリフィルタ機能
- 編集と権限を共有し、写真の追加、編集、お気に入り、キャプション、削除を行うことができる。
- カメラで共有トグルを使って、撮影した写真をそのまま共有ライブラリに送信するか、Bluetoothを使って近くに参加者がいることを検出したら自動的に共有するように設定することが可能に。
ライブアクティビティ
- iPhone 14 Proモデルでは、ダイナミック・アイランドとロック画面で、サードパーティアプリのライブアクティビティを利用可能に。
ウォレット
- キーシェアリングにより、メッセージやWhatsAppなどのメッセージングアプリを使用して、車やホテルの部屋などの鍵をWallet内で安全に共有することが可能
- Apple Cardを所持している場合は、高利回りの普通預金口座にデイリーキャッシュを預けて増やすことができるセービング・アカウントを利用可能に(日本は未対応)
ホームアプリ
- スマートホームの新しい接続規格であるMatterに対応し、様々なスマートホームアクセサリーがエコシステム間で連携することが可能になる。
クリーンエネルギー充電
- 二酸化炭素排出量の少ない電気を選択的に充電することで、二酸化炭素排出量の削減を試みることができる新しいクリーンエネルギー充電に対応。
ブック
- 読み始めると、リーダーコントロールが自動的に非表示になる。
その他バグ修正など
- 削除された会話がメッセージの会話リストに表示されることがある。
- Reachabilityの使用時にDynamic Islandのコンテンツが利用できない
- VPNアプリ使用時にCarPlayの接続に失敗することがある
また、その他細かな修正や、パフォーマンス向上が行われている。
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