Appleが、2022年3月9日(日本時間)スペシャルイベント「Peek Performance」において4月のリリースが予告されていたiMovieのアップデートだが、4月12日に正式にリリースされた。iPhone及びiPadユーザーは無料で利用できる。
iPhoneでのビデオ録画は非常に簡単で便利なので、短い瞬間をキャプチャする場合でも、長い話をする場合でも、ユーザーはより多くのビデオを作成できます。ユーザーが一連のクリップをさらに簡単にまとめられるようにするために、Appleは火曜日にiPadとiPhone用のiMovie 3.0をリリースしました。これは、編集をより直感的にする2つの新機能を含む無料アップデートです。
ストーリーボード
ストーリーボードは、ビデオの作成に役立つテンプレートのようなものだ。この機能を使うと、ビデオ作成プロセスを学びながら、1つの動画を作り上げることが出来る様になる。初心者は編集方法を学んだり、ストーリーを伝えるスキルを磨いたりすることができる。
クリエイターは、空のタイムラインから始める代わりに、料理、Q&A、製品レビュー、ニュースレポートなど、バラエティ豊かな人気のビデオタイプが揃う20のストーリーボードから選択して、動画製作を始める事が出来る。それぞれのストーリーボードには、特定の物語を伝えるためのクリップを並べた撮影リストがあり、各プレースホルダーには例示となるサムネイルがあって、クリップをもっと面白くするための質問や撮影方法の提案のヒントが含まれている。さらにカスタマイズするには、必要に応じてビデオを追加したり、並べ替えたり、ストーリーボードから削除が可能だ。
クリエイターは、タイトルやトランジションを含む様々なビデオスタイルを適用し、試してみることが可能になった。タイトルのレイアウトやフォント、フィルタ、色調を選ぶこともできる。音楽はプロジェクトの長さに合わせてダイナミックに調整され、ユーザーはトリミングや分割、クリップのスピード、クリップのボリュームなどの直感的な編集ツールを使ってそれぞれのクリップの完成度を高めることができる。完成したストーリーボードのビデオは、iMovieからメッセージやメールを介して、あるいはソーシャルメディアプラットフォームで、簡単に共有することができる。
マジックムービー
マジックムービーでは、タイトル、トランジション、音楽を加えた美しいカスタムビデオを、ほんの数回のタップで作成できる。マジックムービーを作成するには、ユーザーはライブラリからアルバムまたは写真や画像のグループを選択するだけだ。マジックムービーがその映像の中から瞬く間にベストシーンを特定し、プロジェクトを作成してくれる。クリエイターは、シンプルなマジックムービーの撮影リストでクリップを並べ替えたり削除したり、プロジェクトをさらに編集したりして、簡単にマジックムービーに自分なりの工夫を加えることができる。スタイルを追加して、ビデオ全体の見た目や雰囲気を変えることも可能だ。ストーリーボードのビデオと同様に、マジックムービーもiMovieからメッセージやメールを介して、またはソーシャルメディア上で共有することができるようになっている。
iMovie3.0はAppStoreで入手でき、無料でダウンロードできる。iPhoneおよびiPadには、バージョン15.2以降のiOSまたはiPadOSが必要だ。
コメントを残す