DDoS攻撃を受け、障害が発生していたChatGPTだが、いったん状況は落ち着き、問題なくサービスが利用できるようになっている。
それと共に、OpenAI CEOのSam Altman氏は、先日同社の開発者会議「OpenAI DevDay」にて発表した、ChatGPTにユーザー自身でよく使う設定や機能をあらかじめ保存しておき、使い回せる機能「GPTs」とそれを作成するための「GPT Builder」をChatGPTの有料会員向けに開放したことを発表した。
GPTs are now live for all ChatGPT+ subscribers!
— Sam Altman (@sama) November 9, 2023
GPTsの使い方
自分の好みのGPTは、GPT Builderを使って至って簡単に製作できる。そして、まさに生成AIの最前線にいるOpenAIの機能と言うことで、そのGPT自体をChatGPTにテキストプロンプトで指示する事である程度土台を作成する事すらも可能だ。
ChatGPT Plusユーザーはメニュー左に新たに登場した「Explorer」メニューからGPTsを選択したり、GPT Builderに移動できる。
そうすると、以下のように自分自身のGPTを作成したり、GPTの例が表示される。作成するには、「Create a GPT」を選択すればOKだ。
そうするとGPT Builder画面に移動する。
GPT Builderでは、画面の左半分でGPTの作成・調整を、右半分で実際の動作を検証できる。
左画面は更にテキストプロンプトを使った作成と、詳細なカスタマイズとに分かれている。
試しに、例示されているように、左のテキストプロンプトに「make a creative who helps generate visuals for new products」と入力してみると、以下のようにGPT Builderがそのまま使えるようなGPTを出力してくれる。
左画面で、「Configure」を選択すると、どのような設定が行われるのかを見ることができ、自身で微調整することも可能だ。
また、GPTには分かりやすいようなアイコンを設定出来るが、自分で画像をアップする以外に、なんとこのアイコンもDALL-Eに頼んで作ることが可能だという。
作ったGPTは、ChatGPTトップ画面から簡単に呼び出すことが可能になっている。
これまで、ChatGPTでよく使い回すプロンプトをテキストエディタに保存しておいて、その都度入力したりしていたユーザーは、これによって大幅に利便性がアップするはずだ。
作成したGPTは自分だけで使う事や、共有して他者が使う事が出来る様にもなっており、今後はGPTストアによって販売する事が出来る計画もあるとのことだ。
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