Googleは、「Google I/O 2022」で新しいスマートウォッチ「Pixel Watch」を発表したが、仕様は公表しておらず、その多くは謎に包まれたままだった。発売まではまだまだ期間があるということで、徐々にリークで情報がもたらされることが予想されるが、最新の噂によると、GoogleのウェアラブルデバイスはメインSoCの負荷を低減するコプロセッサを備えているだけでなく、WearOSデバイスでは最大容量のRAMを搭載する可能性があるとの事だ。
- Google Pixel Watchには、メインチップセットの手助けをするために、省電力の「コプロセッサ-」が搭載される可能性。
- コプロセッサーが具体的にどの製品が搭載されるか、スペック等は不明。
- 搭載されるRAMはWearOSデバイスで最大の物になるとのこと。
コプロセッサー搭載で旧世代SoC搭載のデメリットを相殺か
これまでのリークから、Pixel Watchは古い世代のSoC「Exynos 9110」を搭載することが判明していたが、それに加えて、Pixel Watchにはコプロセッサーが搭載されているとの事だ。コプロセッサーは、それほど処理能力を必要としないタスクを処理するために用いられる可能性が高く、これによりメインのチップセット「Exynos 9110」は、より多くの負担がかかる作業に余裕を持って取りかかることが出来る様になると思われる。それはつまり、よりスムーズなWearOSの操作感に繋がるだろう。
9to5Googleの情報源は、このコプロセッサーが何と呼ばれるか、またExynos9110がGoogleのTensorブランドの一部になるかどうかについては述べていない。ただし、Pixel 6a、Pixel 6、Pixel 6 Proは、Samsung製のシリコンにTensorの名前が刻印されていることを考えると、Pixel Watchにも同じように、Google独自のブランド名が冠される可能性はありそうだ。
QualcommのSnapdragonWear4100+は、同社のQCC1110コプロセッサーを搭載しており、9to5Googleは、このコプロセッサーは常時オンのディスプレイで最大64K色をサポートできると述べている。Pixel Watchのコプロセッサ-もこれと同等のパフォーマンスを実現するのではと予想しているが、これについては証拠は特に見られない。あくまで憶測だ。
加えて、Pixel WatchはWearOSデバイスでこれまでに見られた中では最大のRAMを搭載する可能性があるとの事だ。現在Galaxy Watch 4が搭載している1.5GBのRAMを超える可能性があり。RAMの追加は、ユーザー体験の向上に直結する可能性が高いため、歓迎されるだろう。
ちなみに、Pixel Watchは32GBのオンボードメモリを搭載することが以前より報告されていたが、現在出回っているWearOSデバイスの2倍の内部ストレージとなる。これを利用することがかなえば、ユーザーはこのストレージの増加を利用して、Spotifyなどのさまざまな場所から音楽をダウンロードしてオフラインで再生できるようになるとのことだ。場合によっては、スマホを持たずにPixel Watchだけ持って出掛けることも出来る様になるかも知れない。
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