Googleは本日、同社の提供するVPNサービスの適用範囲をデスクトップにまで拡大した。Google One加入者は、WindowsとmacOS用のVPNアプリをダウンロードできるようになり、世界中のユーザーがデスクトップ上でIPをマスクし、オンライントラッカーを減らすことができるようになっている。
日本においては、Windows 向けと Mac 向けは近日提供予定とのことだ。
- Endgadget: Google One’s VPN comes to Mac and Windows
- Google One: Google One の VPN でオンライン セキュリティを強化
これまでと同様、Googleは独立した機関にVPNを監査してもらっている。また、透明性を確保するために、アプリ・ライブラリのソースコードも共有している。デスクトップアプリの監査は、”今後数週間のうちに”公開される予定だ。
ただし、GoogleのVPNサービスはいくつか制約もある。対応国のうち1カ国でしか利用できず、スポーツ中継などのストリーミング動画で地理的制限を回避するためにVPNを活用すると言った使い方は出来ないようだ。
AppleのiCloud+ のプライベートリレーと同様に、Google One VPNでは、別の国からのIPアドレスを手動で割り当てることもできない。その代わり、Googleはあなたが接続している地域のIPを割り当てるようになっている。
Google One VPNの利点は、バンドルであることが大きいだろう。便利なクラウドストレージのオプションとして無料で付いてくると考えれば得した気分にもなれそうだ。
Googleはもともと、2020年に米国で2TBのGoogle Oneクラウドストレージ加入者に、既存の9.99ドル/月プランに無料で追加する形でVPNアクセスの提供を開始した。その後、メキシコ、カナダ、英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアなど、22の市場に拡大した。また、Googleは最近、Pixel 7と7 ProにこのVPNサービスを搭載することを発表している。
コメントを残す