Googleは、AIを活用した様々な機能をGoogleマップに追加した。これには、ナビゲーションインターフェイスの更新、EV充電器に関する多くの新たな情報の提供が含まれる。また、イマーシブ・ビューの拡大も含まれるようだ。
Googleマップの新たな機能
ルート用イマーシブ・ビュー
今年初め、Googleはルート用のイマーシブ・ビューを発表した。Googleによると、この機能はAIを使って何十億枚ものストリートビューと航空写真をつなぎ合わせ、ルートをターン・バイ・ターンで詳細に表示するという。さらに、このツールには時間スライダーがあり、交通や天候のシミュレーションなど、ルート計画に役立つ情報を提供する。ルート用のイマーシブ・ビューは今週、アムステルダム、バルセロナ、ダブリン、フィレンツェ、ラスベガス、ロンドン、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトル、東京、ベニスを含む15都市でAndroidとiOS向けに展開されるという。
マップ内のレンズ
当初は「ライブビュー付き検索」と呼ばれていたマップ内レンズは、2022年11月にロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、東京で開始された。そして今週、Googleはこの機能をオースティン、ラスベガス、ローマ、サンパウロ、台北を含む50都市に拡大する。マップ内レンズはAR機能で、スマホをかざすと近くのATM、乗り換え駅、レストランなどの情報を提供してくれる。
地図が更に詳細に
Googleによると、今後数ヶ月のうちに、ナビゲーションマップはより詳細に表示されるようになるという。これには、以前報告されていた地図のカラーリング変更、よりリアルな建物、改善された車線の詳細を見ることができる。また、HOV(High Occupancy Vehicle)レーンがあるエリアにいる場合、アプリが教えてくれるようになる。このアップデートは、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツを含む12カ国で配信される。さらにヨーロッパでは、GoogleがAIを活用した制限速度情報をさらに20カ国に拡大している。どちらの機能も、Android、iOS、Google内蔵車向けに展開される。
EV充電情報の追加
今週登場すると言われているもうひとつの機能は、EV充電情報の追加だ。AndroidとiOSのEVには、充電ステーションの互換性、充電率、最後に充電ステーションが使用された時間などの情報が表示されるようになる。
Googleマップで検索
Googleマップで検索をすると、最初に写真が表示されるようになる。これらの写真は、Googleマップのコミュニティによって共有された画像だ。この機能は今週、フランス、ドイツ、日本、イギリス、アメリカで利用可能になる。
加えてGoogleは今後数週間で、AndroidとiOSの検索結果をより整理するとしている。これは、情報をテーマ別の検索結果に分類することによって行われる。例えば、東京に到着し、東京の観光スポットを検索した場合、ユーザーは、アニメ、桜、美術展といったテーマ別の場所の候補を提示される。それらの候補のひとつをタップすると、関連情報が表示されるようになるとのことだ。
Sources
- Google The Keyword: New Maps updates: Immersive View for routes and other AI features
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