既に多くのリークにより目新しさがないのが残念ではあるが、Googleは、Google I/O 2023で、ついに「Pixel Fold」を発表した。この新機種により、Googleは折りたたみ式スマートフォン市場に参入する。
Pixel Foldは、外側が通常のスマートフォンサイズのスクリーンで、内側がより大きなタブレットのような折りたたみ式ディスプレイになっているブックスタイルの折りたたみ式スマートフォンだ。
Pixel Foldは、今出ている他のどの折りたたみ式よりも上下のベゼルが大きくなっており、その点で少し妥協が見られる。上部のベゼルはフロントカメラを収納するのに十分な大きさではあるが、フルスクリーンデザインに比べ、プレミアム感は薄れている。
折りたたみ式ディスプレイ以外の部分では、Pixel 7 Proとスペックは変わらない。Tensor G2チップを中核に、12GBのRAMと最大512GBのストレージを組み合わせ、Google Pixel 7の他のラインアップと同じ優れたハードウェアを提供する。サブ6とミリ波 5Gも搭載されており、将来性のあるWi-Fi 6Eへの対応も期待出来る。Googleの携帯電話としては初めて、サイドマウント型の指紋認証スキャナを搭載している。
カメラは、48MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、12MPの5倍望遠ズームカメラで構成される。スペック的にはPixel 7 Proと同じだが、これらのカメラがGoogleの他のハードウェアと比較できるかどうかはテストしてみないと分からないだろう。
Googleは、ステージ上でソフトウェア機能の一部も披露した。Pixel Foldには、常時表示やバックグラウンドでの楽曲認識、ライブ翻訳、Googleレコーダー、At a Glanceウィジェットなど、他のPixelフォンでおなじみの機能が搭載されている。それに加えて、大画面で分割画面を使うオプション、ソフトウェアのナビゲーションを容易にするタスクバー、メインカメラを使えるセルフィー機能など、特別な折りたたみ機能も提供される。
Pixel Foldの日本での発売は「近日発売」とだけアナウンスされている。価格は253,000円からだ。今ならGoogle Storeで使える52,000円分のストアクレジットが付与されるとのことなので、興味があるならば買っておけば、Pixel 8シリーズが出た際に値引きが期待できる。
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