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ChatGPTの登場は、Googleの検索広告ビジネスを根本から覆してしまうのではないかと言われているが、この意見に、当のGoogleの代表的ツールである「Gmail」の生みの親である、Paul Bucheit氏も賛同し、Googleの余命はあと2年ではないかと述べている。

ChatGPTは、2022年の11月にローンチして以降、驚異的なスピードでユーザー数を獲得しており、1日に数百万人が利用する程に急成長している。何よりも、Google検索のように、検索にコツが必要だったり、数十ページに及ぶ検索結果から自分が知りたい内容を探す必要もなく、チャット形式のインターフェースで質問した内容にだけ答えてくれ、更に質問したい内容を掘り下げることが出来る事から、まるでアシスタントと会話をしているかのように利用できる。

これは、Googleの主力製品である検索エンジンに引導を渡すことになるのではないかと、多くの人や、Google自身も危機感を抱くほどで、実際以前に報じたように、Googleは社内で緊急事態宣言を発動し、ChatGPTに対抗するための複数の人工知能(AI)製品に注力しているようだ。

Paul Buchheit氏がツイートで詳しく説明したように、AIのようなテクノロジーは、Googleが最も稼いでいる分野である検索エンジンの結果ページを不要にすることが出来る。Googleは、検索結果ページの上位や、すぐ横と言った、“一等地”に表示する権利を広告という形で提供している。だが、AIチャットボットが台頭すれば、そもそも検索結果ページを人々は閲覧することがなくなるため、Google広告の需要はなくなってしまうのだ。Googleの広告収入は莫大で、2021年には、過去最高の収入となる2500億ドル超を稼ぎ出していた。それがなくなるとなると、Googleの損失は計り知れないだろう。

もしGoogleが社内で開発したAI製品をほとんど即座に市場に投入できたとしても、Buchheit氏は、Googleが、自社の事業の最も価値ある部分を破壊することなく人々にChatGPTのような利便性を提供出来るかというと、それはないだろうと考えている。

とはいえ、ChatGPTは回答の内容の正確性については一切考慮されておらず、それについては公式サイトでも再三警告がなされている。そのため、質問によっては全く違う内容や支離滅裂な内容を答えることもあり、実際に検索エンジンを置き換えるレベルになるにはまだ時間がかかるだろう。

だが、ここ数年のAIの急速な発展を見てみると、確かにBucheit氏が言ったように、2年の間にそういった技術が確立されてもおかしくはないかもしれない。それまでに、Googleが自身のビジネスを守りながら、ChatGPTの台頭を防ぐような技術を提供出来るかどうか?Googleの今後はそこにかかっているだろう。

しかし、半年前に、まさかこのような形で、これからも安泰と思われたGoogleのビジネスが根本から脅かされるような存在が現れるなど、誰が想像しただろうか?


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