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2023年11月17日から12月22日まで、CVL Economicsは、米国の6つのエンターテインメント業界の300人の経営者を対象に、生成AIの影響について調査を行った。

調査の結果、2026年までに約203,800のエンターテインメント業界の雇用が生成AIによって破壊される可能性があることがわかった。調査対象となった企業の約72パーセントは、生成AIのアーリーアダプターと考えられている。25パーセントがすでに使用しており、47パーセントが近々導入する予定である。

生成AIユーザーの約10人に6人が、生成AIによって組織内の定型業務の効率や定型業務・反復業務の質が向上したと回答している。半数は、生成AIによって新しい役割や責任が生まれたと回答しているが、どのような役割がいくつ生まれたかについては、この調査では詳しく述べられていない。

生成AIは一般的に生産性を向上させると期待されているが、特にカリフォルニア州、ニューヨーク州、ジョージア州、ワシントン州では、職務の変更、代替、喪失につながる可能性もあるという。

調査では、労働者が生成AIについて倫理的な懸念を抱いていることもわかった。回答者の約57%が、「確率的オウム返し」や不明確な結果、偽情報やディープフェイクの可能性といった問題を懸念している。

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米クリエイティブ業界におけるAIツールの導入状況。ChatGPTとOpenAIが広く使われている。 (Credit: CVL Economics)

とはいえ、エグゼクティブの90%は、生成AIがエンターテインメント業界でますます重要になると考えている。47%が、生成AIは近い将来、映画やビデオゲーム向けに3Dオブジェクトやリアルなサウンドエフェクトを生成するようになると考えている。

このテクノロジーは新たな雇用機会を生み出す可能性があるが、潜在的な雇用損失を相殺できるかどうかは不明だ。企業は、新技術が人間の創造性を高めるものであって、それに取って代わるものではないことを確認する必要がある、と調査は述べている。

レポートはまた、生成AIがエンターテインメント産業の様々な分野に与える影響についても検証している。映画、テレビ、アニメーション業界では、生成AIは2026年までに約11万8,500人(21.4%)の雇用に影響を与えると予想されており、主にカリフォルニア州での雇用が見込まれている。

生成AIの導入が遅れている音楽・レコーディング業界(8.4%)では、カリフォルニア州とテネシー州を中心に1,800人近くの雇用に影響が出ると推定される。

生成AIを最も早く導入したゲーム業界は、主にカリフォルニア州とワシントン州で52,400人以上(13.4%)の雇用が影響を受けると予測している。


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