ドバイに、世界最大の海洋コミュニティ・メガプロジェクト「Dubai Reefs」がまもなく誕生する。
Dubai Reefsを開発したURBの声明によると、このプロジェクトは、持続可能な海洋イニシアティブにおけるドバイのリーダーとしての地位を強化することにもつながるとのことだ。
海洋研究、再生、エコツーリズム、ホスピタリティ、小売、教育などの施設を備えた浮体式コミュニティが誕生する予定だという。
このプロジェクトの中心は、ドバイの海洋・沿岸環境の保護強化に取り組む海洋研究所である。
また、200平方キロメートルの広さに10億匹以上のサンゴと1億本以上のマングローブが生息する、最も多様な人工リーフが誕生する予定だ。
加えて、太陽光発電や水力発電などの再生可能エネルギーを100%使用したフローティングエコロッジを設置し、海洋エコツーリズムのユニークな体験も提供されるという。
さらに、気候に配慮した食料生産技術である「再生海洋農法」も、このプロジェクトの重要な特徴になるようだ。
URBのCEOであるBaharash Bagherian氏は、このプロジェクトがドバイだけでなく、海面上昇のリスクを抱える他の沿岸都市にとっても必要不可欠であると考えている。
「都市の健全性は、海の健全性と本質的に結びついている。海は、あらゆるものを支配する生命の源です。地球上のすべてのものがつながっていることを考えれば、健全な海は健全な都市となる。私たちが今日行動を起こさなければ、今世紀末には私たちの海はまったく違うものになってしまうでしょう」と、Bagherian氏は述べている。
「沿岸都市の計画やインフラの種類だけでなく、海と結びついた開発には、起業家精神が必要です。革新的な沿岸都市であるドバイは、このような変革をリードするのに最適な場所です。ドバイリーフは、エコツーリズムと海洋研究のためのユニークな回復力のある目的地を作るだけでなく、気候変動の影響を緩和しながら、海洋生活の青写真となることを目指しています」とBagherianは付け加えた。
また、「Dubai Reefs」プロジェクトは、最終的には社会的、環境的、経済的な利益を促進し、ドバイを海と都市がバランスよく繁栄するエコ・デスティネーションに変貌させることを目的としている。
このプロジェクトは、持続可能な未来の創造に向けた重要な一歩であり、他の沿岸都市が追随する道を開く可能性がある。
Sources
- URB: A LIVING LAB FOR MARINE RESTORATION & ECOTOURISM
- Daily Mail: Welcome to the world’s largest artificial REEF: Stunning images show a 77-square-mile ‘floating living lab’ being built in Dubai – complete with one BILLION corals and luxury eco-lodges
- Mechanical Electrical and Plumbing: World’s largest ocean restoration project ‘Dubai Reefs’ unveiled in Dubai
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