Googleの次期スマートフォン「Pixel 8」シリーズについては、ここ数週間で、同機に搭載されるであろうTensor G3チップとカメラシステムに関する広範な詳細がリークされ、Googleが計画している大幅な機能強化の全体像が明らかになったが、今回、Android Authorityが入手した情報によると、ディスプレイに関しても機能強化が図られることが明らかになった。特に変更が大きいのはベーシックなPixel 8のディスプレイに関してだ。
より明るくなり、Pixel 8はついに120Hzに対応
Pixel 8は少し前にネット上にリーク情報が上っていたように、Pixel 7より少し小さな6.17インチのディスプレイを搭載すると報告されている。だがサイズが小さくなったとはいえ、その差異はほとんど気にならないレベルだろう。重要なのは、Pixel 8では、これまでPixel 7で採用されていた最高90Hzのリフレッシュレートに対応するパネルから、よりリフレッシュレートの高い120Hzパネルへとアップグレードしていることだ。Googleが先日発売したPixel 7aで90Hzスクリーンが採用された事から、それとの差別化を図るために行われるものと考えられる。
サイズ縮小の他に、Googleはコーナー半径を2倍にし、ディスプレイの角がより丸くなるようなデザインを採用するようだ。
加えて、Pixel 8ではディスプレイのピーク輝度が向上しており、Pixel 7のピーク輝度1,000ニトから、HDRコンテンツ表示時に1,400ニトに向上するとされている。Googleは、BOEとSamsungのパネルを小型Pixel用にテストしているが、両社が販売機用のスクリーンを供給するかどうかは不明だ。
Pixel 8 Proで、Googleはディスプレイサイズの変更はないようだ。ただし、曲面のエッジは廃止され、側面がフラットなスクリーンに変更される予定だという。これにより、スクリーンプロテクターの選択肢も広がる事が予想される。加えて、HDRコンテンツ視聴時のピーク輝度は、Pxiel 7 Proの1,000ニトから1,600ニトに引き上げられる可能性があるという。
またPixel 8と同様に、Proのコーナー半径もPixel 7 Proの50pxから115pxへと2倍以上に拡大されるようだ。
スクリーンのリフレッシュレートは120Hzと変わらないように見えるが、新しい世代のSamsungパネルは、より可変的なリフレッシュレートに対応し、60Hzと120Hzの間の変化がよりスムーズになる。さらに、このディスプレイはリフレッシュレートを5Hzまで下げることができると報告されており、これはバッテリーライフの向上に役立つはずだ。
興味深いことに、Pixel 8 Proのディスプレイ解像度は、Pixel 7 Proの3120 x 1080の解像度に対して、2992 x 1344にわずかに低下する予定だ。これにより、画素密度は現行モデルの512 PPIから490 PPIに低下することになる。とはいえ、目に見えるような大きな変化にはならないだろう。
Pixel 7 | Pixel 7 Pro | Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
---|---|---|---|---|
スクリーンサイズ | 6.3インチ 66x146mm | 6.7インチ 71x155mm | 6.17インチ 64x143mm | 6.7インチ 70x155mm |
ディスプレイ解像度 | 2,400 x 1,080 | 3,120 x 1,440 | 2,400 x 1,080 | 2,992 x 1,344 |
PPI | 417 | 512 | 427 | 490 |
ディスプレイ輝度(HDR) | 1,000ニト | 1,000ニト | 1,400ニト | 1,600ニト |
ディスプレイのエッジ処理 | フラット | カーブ | フラット | フラット |
コーナー角度 | 47px | 50px | 102px | 115px |
Pixelシリーズが採用するのは市場で最高のディスプレイではないが、着実なバージョンアップは日常的な使用において顕著な改善につながるはずだ。
Source
- Android Authority: Exclusive: These are the Google Pixel 8 display specs
コメントを残す