Walt Disneyは、世界初の多人数、全方向、モジュール式、拡張可能な全方位VR体験用フロア「HoloTile」を発表した。この新技術により、複数のユーザーがVR体験を共有し、あらゆる方向に歩き、衝突を避けることができる。
この新技術は、Walt Disney Imagineeringの研究開発(R&D)部門に所属する伝説的発明家であるLanny Smoot氏が全米発明家殿堂入りを果たす際に公開された。
全米発明家の殿堂入りは、Walt Disney Companyからは二人目の受賞者となる。一人目は創設者でもあるWalt Disneyが2000年にマルチプレーン・カメラで死後表彰されている。
Disneyによれば、HoloTileは「世界初の多人数、全方向、モジュール式、拡張可能なトレッドミル・フロア」とのことだ。
何人でも共有のVR体験を楽しむことができ、あらゆる方向に無制限の距離を歩くことができ、決して衝突したり、表面から外れたりすることはない。
更に、HoloTileは劇場の舞台に挿入することもできる。これにより、パフォーマーが新しい方法で動いたり踊ったり、舞台の小道具や構造物が動き回ったり、セットアップしたように見えたりすることが可能になるという。
Smoot氏はこの技術についてこう説明している:「私がフロアにいるために必要なことは、何でも自動的にやってくれます。これのすごいところは、複数の人がその上に乗って、全員が独立して歩くことができることです。バーチャルリアリティの中で歩いたり、他にもいろいろなことができるんだ」。
合わせて、今回のSmoot氏の殿堂入りに関して、Disney Experiences社のJosh D’Amaro会長は、「Disney Experiences社では、すべての活動において、ワールドクラスのストーリーテリング、創造性、革新性を追求しています。Disney で最も多作な発明家として、Lannyはその芸術的独創性、技術的専門知識、そして果てしない想像力で、私たち全員を驚かせ続けています」と、述べている。
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