UnityがGDC2022で公開し、その余りのリアルさに大きく話題になったテクノロジーデモ「Enemies」のデータがダウンロード可能になり、ユーザーが自身のシステムで体験することができるようになった。
Unityの公式サイトからダウンロードできるこのデモでは、エンジンの次世代ヒューマンレンダリング機能、より優れた4Dパイプライン、高密度メッシュを可能にするGPU上のSkin Attachmentシステム、よりリアルな目、血流シミュレーションとしわマップのための新しいスキンシェーダーとテンション技術が紹介されている。
- Unity: Enemies
Unity Engineの「Enemies」技術デモをダウンロードできない場合は、以下のビデオで実際の動作を確認することができる。
Unityで作るデジタルヒューマン
- より優れた4Dパイプライン
- GPU上のスキンアタッチメントシステムにより、高密度メッシュを実現(例:モモの毛羽立ち)
- 虹彩にコースティクスを使用した、よりリアルな目元
- 新しいスキンシェーダ
- 血流シミュレーションとしわマップのためのテンション技術により、細かいディテールのためのフェイシャルリグの必要性を排除
Enemiesを支える技術
High Definition Render Pipeline(HDRP)のすべての機能が改善され、Adaptive ProbeボリュームやScreen Space Global Illumination(SSGI)など、いくつかの新しいシステムも導入された。リアルタイム・レイトレース反射、レイトレース環境オクルージョン、NVIDIAのDeep Learning Super Sampling(DLSS)のネイティブサポートにより、デモは4Kでネイティブ解像度並みの画質で実行できるようになった。
ストランドベース、リアルタイムヘアソリューション
主人公の非常にリアルな髪のために、デモチームとUnityのR&Dチームは、ストランドベースの髪のオーサリング、インポート、シミュレーション、レンダリングのための全く新しいHairソリューションを共同開発した。このソリューションは、Alembic形式のデータを出力するすべてのオーサリングツールに対応している。Enemiesでは、Maya XGenを使用し、Weta Barbershopでパイプラインを検証している。
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