Google は、今まで無料会員でも使えていたYouTubeでの4K 再生機能について、今後はYouTube Premium専用の機能にするつもりのようだ。
海外掲示板サイトReddit の投稿で、Googleが2160p 4Kビデオ品質について、YouTube Premium 加入者専用とする試験を開始していることが話題となっている。一部のユーザーに見られる現象とのことだが、「YouTube」アプリで、画質の選択を行おうとすると、今までと変わって、2160pの解像度の下に、「Premium・Tap to upgrade」の記述があり、YouTube Premium専用になっていることが分かる。
これは現状、iOS版アプリでの機能となっているようで、Android版及びWeb版では報告がなく、引き続き無料会員でも4Kビデオコンテンツの再生が可能だ。
このテストが正式な調整になるかどうかは未定で、実際のユーザーからのフィードバック次第になるだろう。
Googleとしては、おそらく現在YouTubeのコンテンツの大半はスマートフォンで利用されており、この利用のほとんどは1080pでも十分であることから、有料オプションとしても大きな影響が出ないと考えているのかもしれない。また、4K再生はネットワークの帯域使用率が高いため、有料サブスクリプションサービスにすることが、収支の点からも必要なのかもしれない。とはいえ、4K解像度のテレビやセットトップボックスでYouTube 4Kコンテンツを利用する際には、大きな影響があるだろう。
これ以外にも、YouTubeでは広告の表示数が増えてきており、最大10個のスキップできない広告が表示されるようになるなど、無料会員の利用に大きく制限がかかるようになってきている。
今まで無料で出来たことが有料になってしまうことも合わせて、今後YouTubeへの反発も大きくなってくる物と思われる。その点、Googleとしては難しい選択を迫られるかもしれない。
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