先日発表されたPixel 7 Proでは、次世代の「超解像ズーム」が搭載され、最大30倍望遠での撮影が出来る事が明らかとなった。超解像ズームと言うことで、従来のデジタルズームと比較して画質の向上が期待できるが、果たしてどの程度使い物になるのか?
9to5Googleが、実際にニューヨーク・マンハッタンの景色を撮影し、その威力がどの程度優れたものなのか比較サンプルを公開している。
まず最初に、メインとなるマンハッタンのサンプル、ワン・ワールド・トレード・センターを中心に据え、徐々に望遠で拡大していくサンプルから。0.5倍から始まり、アンテナ尖塔の細かいディテールを見ることができる30倍まで徐々に拡大していく様が確認出来る。20倍望遠以上からは光学ズームではなく、Pixel 7 Proの新しい「Tensor G2」に搭載された次世代機械学習アップスケーラーを使用している。
続くサンプルは、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジだ。こちらも、0.5倍から30倍までのサンプルが掲載されている。30倍望遠では、深紅の塔の細かなディテールも視認できるようになっており、その威力が確認出来るだろう。特に、塔から下りて橋を支えるケーブルや、塔自体の細かな凹凸のディテールも視認できるレベルで、驚かされる。
Pixel Cameraプロダクトマネージャーのリード氏は、取り組むべきカメラ機能を選択するにあたり、人々がなぜ「何㎏もの重いカメラ、1万ドルの専用カメラを持ち歩くのか」に注目し、その機能をスマートフォンにもたらすことに取り組んでいると、Googleの新しいポッドキャストで述べている。Google Researchは2018年から超解像ズームに携わっており、この機能はハードウェア、ソフトウェア、機械学習の組み合わせの結果とのことだ。
サンプルの元データは、こちらのGoogleフォトにて共有されているのでご興味があればご覧頂ければと思う。
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