Microsoftが、同社のBing Image CreatorにおいてOpenAIの最新の画像生成AIツール「DALL-E 3」が利用できるようになった事を発表してからすぐの週末、複数のユーザーがBing Image Creatorでの画像生成に多くの時間がかかると不満を報告した。
Microsoftの新しいWindows and Web Servicesの責任者であるMikhail Parakhin氏は、すぐにこの問題を認め、同社は画像生成ツールへの関心が高まることは予想していたが、この数日の大きな反響は、これまで経験したことのないほどの物だったと回答した。
Parakhin氏は、同社がこのツールを使って画像を生成しようとしている間にユーザーが経験した制限問題の修正に取り組んでおり、”ユーザーの高い関心”を軽減するために、より多くのGPUが追加され、処理能力の向上が見られるようになると示唆している。
Folks, we know DALL-E 3.0 generation right now is taking longer than normal. We expected some strong interest, but we didn't expect THAT much, especially given it's a weekend. Bringing more GPUs in, will be better soon.
— Mikhail Parakhin (@MParakhin) October 1, 2023
Xで心配したユーザーが、同社がプラットフォームに導入するGPUの数を尋ねたところ、Parakhin氏は「H100相当の何千もの」GPUになると答えた。さらに、同社がこの変更を実施するのにかかる時間を尋ねると、Parakhin氏は “数時間”で済むと答えた。
これは、NVIDIAのGPUが現在争奪戦になっており、バックオーダーが2024年末まで積み上がっているとする報告が以前あった事を考えると驚くべき事だ。“H100相当の”ということは、H100そのものではなく、それに相当する性能を発揮するために他社の多くのGPUを採用している可能性もある。
筆者自身の経験では、今のところBing Image Creatorで、前述の様な酷い遅延は経験していない。皆さんの状況はどうだろうか?
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