iFixitがApple Watch Ultraを分解し、その過程をYouTubeに公開している。背面には、Apple製品には珍しく、むき出しでネジが設置されているが、修理はやはり難しいようだ。
様々な電子製品の分解作業を公開している修理会社のiFixitは、Apple Watch Ultraについて、その分解作業を細かく解説した動画をYouTubeに公開している。分解作業については、後日ブログにまとめられるかも知れない。ただし、この作業難易度は、iFixitのプロの手でも部品が割れてしまうなど、画面の修理は難しそうだ。
Apple Watch Ultraは、極限状態にあるユーザーに対する同社初のソリューションだ。新しいApple Watchは、49mmディスプレイ、アクションボタン、デュアルバンドGPSなどを備え、頑丈なチタン製ボディと無骨な外観を特徴としている。
今回のApple Watch Ultraは、ケースの裏側にネジが露出しており、これまでのApple Watchシリーズにはなかった外観となる。しかし、時計全体としては修理が困難なことに変わりはないようだ。
iFixitによると、ディスプレイの下にはガスケットがあり、これが接着剤のように作用するようだ。これはApple Watchの耐水性を保つために必要なものだが、時計の裏蓋を外す際に破損してしまったとのことだ。この部分を無傷に保つためには、AppleまたはApple正規サービスプロバイダによる正式な修理が必要になる可能性があるとのことだ。
このガスケットが無事であれば、Apple Watchはダイブコンピュータとゲージの国際規格であるEN13319に準拠しており、最大水深40メートルまで使用できるという。ガスケットがない場合は、耐水性はまったく保たれない。
また、Tapticエンジンやバッテリーなど、その他のコンポーネントにアクセスするためには、あらかじめスクリーンを取り外しておく必要がある。
分解では、Apple Watch Ultraの仕様も確認された。バッテリーは2.1Whで、1.19WhのApple Watch Series 8より60%大きくなっていることが判明した。
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