本日、AppleはiOS 17.0.3(およびiPadOS 17.0.3)を一般向けに緊急で配信し、対象のiPhoneおよびiPadデバイスをアップデートできるようにした。このアップデートは、iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxデバイスに向けたもので、最新のiPhoneにまつわる“オーバーヒート問題”にからみ、これを解決するためにリリースされた。
Appleは当初、InstagramやUberなどの特定のアプリの使用と組み合わせることで、デバイス内の新しいA17 Proチップに過負荷がかかり、デバイスが過熱するバグについてコメントしており、修正はすでに利用可能な最新のiOS 17.1ベータ版にも組み込まれていた。
Appleはまた、デバイスの一般的なバグを修正したiPadOS 17.0.3も同時にリリースしている。このiOSとiPadOSのバージョンは、9月18日にリリースされたiOS 17とiPadOS 17と同じデバイスに対応しており、以下のようになっている:
iOS 17.0.3
- iPhone SE (第2及び第3世代)
- iPhone XR
- iPhone Xs 及び Xs Max
- iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max
- iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max
- iPhone 13, iPhone 13 mini, iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Max
- iPhone 14, iPhone 14 Plus, iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15, iPhone 15 Plus, iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max
iPad OS 17.0.3
- iPad Pro 12.9 (第2世代以降)
- iPad Pro 11
- iPad Pro 10.5
- iPad Air 3
- iPad Air 4
- iPad Air 5
- iPad (第6世代以降)
- iPad mini 5
- iPad mini 6
上記のiPhoneおよびiPadのユーザーは、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」の順に進み、最新バージョンのオペレーティング・システムをダウンロードして適用することができる。
ただし、これを適用したところでiPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Maxに搭載されたA17 Proへの懸念が即座に和らぐかというと、そうとも言い切れない部分がありそうだ。
筆者も実際、同様にオーバーヒート問題が修正されたというiOS 17.1のベータ版を当てた状態で3D Mark Wild Lifeを何度か試してみたが、サーマルスロットリングによる性能の低下は相変わらずで、A16 Bionicに比べて安定して高性能を出せる状態ではないのではないかと感じさせられている。今後AAAゲームが登場した際に、果たしてどのような形になるのだろうか?
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