Appleがフィンテック領域における存在感を今後拡大していく可能性

masapoco
投稿日 2022年6月11日 15:53
cardmapr nl XH2JFgT4Abc unsplash

Appleが先日WWDC 2022にて発表した、「Apple Pay Later」(Apple Payの後払いサービス。日本では未導入)だが、これは今までの銀行パートナーに頼る物とは異なり、Appleはより直接的に融資にかかわってきているようだ。

Bloombergによると、Appleは「Apple Pay Later」において、貸し付けについての許認可を受けた完全子会社の「Apple Financing LLC」によって、信用調査を行い、貸し付けを行うとのことだ。

以前、Appleは、こちらも日本ではまだ導入されていない「Apple Card(クレジットカード)」について、貸付関連の業務をゴールドマンサックスに委託していた。ゴールドマンサックスは、引き続きAppleのPay Laterサービスで使用されるMastercardのクレデンシャルを発行している。

だがBloombergの報道によると、Appleは外部ベンダーへの依存を減らすため、他のサービスとともに独自の決済処理サービスにも取り組んでいる。この動きにより、Appleはさまざまなフィンテック企業や金融企業と、より直接的に競合することになるとのことだ。

近年、Appleは、ハードウェアの販売に依存しないサービスのビジネスを拡大する方法を模索しており、これはその一環と見られる。

また、AppleはApple Walletの有用性拡大に大きく力を入れており、Apple Pay用のカード認証情報を保存しているが、運転免許証、航空会社の搭乗券、野球のチケット、地域の交通機関のチケットなど、他のデジタルアイテムにも対象を広げつつある。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • qualcomm
    次の記事

    Qualcommは買収したNuviaのチップにより打倒AppleのMチップを目指している。

    2022年6月12日 6:24
  • 前の記事

    AMD、2024年までのGPUロードマップを公開 – 5nmチップレットのRDNA 3についても

    2022年6月11日 13:54
    860554d7b5e07e4c41162516903753d4

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事