Appleは、サンディエゴに位置する新しいキャンパスを購入した。同社は、67エーカーのRancho Vista Corporate Centerを4億4500万ドルで取得し、この地域で研究開発を進める計画のようだ。
- The San Diego Union-Tribune : Apple expands San Diego footprint with rpurchase of 67-acre campus for $445M
- Apple Insider : Apple buys new campus for $445 million for vast San Diego expansion
継続的な土地拡張の一環として、Appleは最近、サンディエゴの土地の取得を完了した。このスペースは、ソフトウェアとハードウェアのエンジニアリング技術開発に使用される予定だ。
Apple Insiderによると、Appleは2019年からキャンパスの購入を計画していた。その際、同市に約1,000人の技術職を採用すると伝えていたようだ。
その結果、AppleはRancho BernardoとUniversity Cityにある多くの建物を購入し続けている。ついには、サンディエゴの4億4500万ドルのRancho Vista Corporate Centerも購入するまでに至った。
Rancho Vista Corporate Centerは、かつてIT企業のヒューレット・パッカード(通称HP)が所有していたが、その後同社はこの土地を6900万ドルでThe Swift Real Estateに売却することを決定した。
この67エーカーのキャンパスは、Appleが現地で初めて行った「商業施設の購入」とされている、とThe San Diego Union-Tribune紙は報じている。
この買収は、Appleが同地域でサービスを拡大する上で役立つだけではない。それ以上に重要なのは、サンディエゴの地元住民にさらなる雇用を生み出すことだ。Appleによれば、2026年には約5,000人の従業員がそこで働くようになる見込みだという。
Appleの担当者は、地元ニュースのインタビューで、「私たちは20年以上にわたってサンディエゴのコミュニティの一員であり、世界クラスのチームを拡大するために、ここで投資を続けられることに興奮しています」と語っている。
AppleはQualcommに依存している現在の5Gモデムから、自社開発の独自モデムへの切り替えを計画しており、その研究・開発をサンディエゴで進めていた。今回のキャンパス購入は、この地で雇用を増やし、開発を更に推し進めるための一環であると見られている。実際Appleの求人サイトには、データサイエンス、ソフトウェア、その他の分野の専門家の募集が掲載されている。
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