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「Android 13」開発者向けプレビュー第2弾がリリース

先月、最初の開発者向けプレビューがリリースされた「Android 13」だが、3月17日、様々な新機能や改良を加えられた第2弾(DP2)がリリースされた。

Source

Android Developers Blog : Android 13 Developer Preview 2

主な変更点は下記の通りとなる。

Android 13 DP2での変更点・新機能

通知権限の確認

Android 13では、アプリの通知に関して新たな権限が追加されている。ユーザーがアプリをインストールした際に、今後アプリが通知を出すための許可をあらかじめユーザーから許可をもらう必要が出てくる。これまでは、アプリをインストールした後に不要だった場合は通知を無効にする必要があったが、今後はその作業がなくなるため、ユーザーにとって歓迎すべき機能の1つと言える。Android 12以前のアプリでは、システム側でアップグレードフローを代行するとのことだ。

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アプリに通知を許可するかどうか確認するダイアログ(出典:Android Developers Blog)

開発者が権限をダウングレード可能に

アプリに以前付与された実行権限を、アプリの権限でダウングレードする機能が実装された。これは、一部のアプリで特定の機能を有効にするために、ユーザーから以前に与えられた権限が不要になったりした場合でも一度取得した権限を破棄することができなかった事から、ユーザーのプライバシー保護の観点から導入された機能だ。

コンテキスト登録されたレシーバの安全なエクスポート

Android 12 では、マニフェストで宣言された Intent レシーバのエクスポート可能性を宣言するよう開発者に要求していた。Android 13 では、システム以外のソースに対してレシーバーを登録する際に RECEIVER_EXPORTED または RECEIVER_NOT_EXPORTED フラグを追加し、コンテキスト登録型レシーバーにも同じことを行うことが推奨されている。これにより、必要でない他のアプリケーションがブロードキャストを送信するためにレシーバーを利用できないようにすることができる。Android 13 では必須ではないが、アプリの安全性を確保するためのステップとして、エクスポート可能性を宣言することが推奨されている。

日本語のテキスト表示を改善

Android 13では、日本語の表示に際し、これまでは対応していなかった文節単位やフレーズ単位でのテキスト折り返しに対応した。これにより可読性の向上が期待できる。

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これまでのテキスト表示(上) Android 13でのテキスト表示(下) (出典:Android Developers Blog)

非ラテン文字の行の高さを改善

Android 13では、各言語に合わせた行の高さを使用することで、非ラテン文字(タミル語、ビルマ語、テルグ語、チベット語など)の表示が改善されている。新しい線の高さは、クリッピングを防止し、文字の位置を改善する。ただし、ラテン語以外の言語では、UIに影響が出る可能性があるため、新しい行間を使用する場合は、アプリのテストが必須だ。

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テキスト変換APIの追加

Android 13では、新しいテキスト変換APIを利用することで、日本語や中国語などの表音文字を利用しているユーザーが、変換する前の文字で変換後の検索結果を受け取ることが出来る様になった。例えば、従来は、検索する際に、(1)地名やアプリ名などをひらがなで入力し、(2)キーボードでひらがなを漢字に変換し、(3)漢字で再検索して、(4)検索結果を取得する必要があったが、今回のテキスト変換APIにより、日本のユーザーは、ひらがなを入力するとすぐに漢字の検索結果を見ることができ、2と3のステップを省略することができる。

軽量カラーベクターフォント「COLRv1」の実装

Android 13は、ビットマップフォントに変わりCOLRバージョン1フォント(ベクターフォント)のレンダリングサポートを追加し、システム絵文字をCOLRv1フォーマットに更新する。COLRv1は、非常にコンパクトな新しいフォントフォーマットで、ベクターフォントなのでどのようなサイズでも素早く鮮明にレンダリングされる。ほとんどのアプリケーションでは、これだけで動作し、システムがすべてを処理する。アプリが独自のテキストレンダリングを実装し、システムのフォントを使用する場合は、オプトインして絵文字のレンダリングをテストすることが推奨される。

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COLRv1(左図)とビットマップフォント(右図)の比較 左のベクターフォントは鮮明にレンダリングされる

Bluetooth LE Audioのサポート

Android 13では、Bluetooth LE Audioを標準サポートするようになった。Bluetooth LE Audioは、従来のBluetooth音声規格(Bluetooth Classic)に代わるものとし策定された新規格だ。ユーザーは自分のオーディオを友人や家族と共有してブロードキャストしたり、ユーザーがバッテリー寿命を犠牲にすることなくHi-Fiオーディオを受信できるように設計されている。また、シームレスなデバイスの切り替えや、左右独立伝送なども可能となり、様々なユースケースに対応できる。

MIDI 2.0

Android 13は、USBを介してMIDI 2.0ハードウェアを接続する機能など、新しいMIDI2.0標準のサポートを追加している。

今後のスケジュール

Googleが公開しているロードマップによると、今回のDP2は開発者向けプレビューとしては最終版となり、次回4月のリリースではベータテストに入るとのことだ。

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Android 13 リリーススケジュール表

また、Android 13の開発者向けプレビューをインストールする方法については下記を参照して欲しい。

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