Wall Street Journalの報道によると、Amazonは事業全体で広告からの収入を増やす方法を複数検討しており、その一つとして、Prime Videoも含まれており、Netflixのように広告表示を含む会員プランを導入する可能性があるとの事だ。
あまり話題にならないが、実はAmazonは、デジタル広告の分野では、米国での売上高がGoogle、Metaに次いで3位にあり、同社にとって広告収入は大きな収益減となっている。広告主はAmazonのこの動きを歓迎しているようだ。
広告主は、これまでほとんど広告がなかったプレミアムな映画や番組にアクセスできるようになることに最も関心がある。これらの番組や映画がもたらす関心の高さを考えれば、広告を掲載することは、広告主、ひいてはAmazonにとって大きな利益をもたらす可能性があるだろう。
現在、Prime Videoは、月額500円、もしくは年間4900円で加入できるAmazon Prime会員に付帯するサービスだ。スポーツ中継や番組内でのプロダクト・プレースメント、Amazonの無料広告付き動画サービスであるFreeveeのコンテンツなど、すでにいくつかの広告付きコンテンツが用意されている。
Amazonが検討しているとされるルートの1つは、Prime Videoの既存の会員層に広告を導入し、広告なしの特典を含む上位層を提供することで、Amazon Musicがプライム会員に多くの楽曲を提供する一方で、そのほとんどをオンデマンドで入手できるようにしたのと同じ道をたどることになる。
Amazonは、NFLの試合の放映権を獲得したり、オリジナル番組を増やしたりして、Prime Videoのコンテンツ・ライブラリーを拡充し、競合他社に対抗したいと考えている。これは、より多くのコンテンツをサービスに取り込むための費用を賄う方法の1つであるだろう。
Source
- The Wall Street Journal: Amazon Plans Ad Tier for Prime Video Streaming Service
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