Amazonは、欧州のデータセンターのバックアップ発電機の電源として、水素化植物油(HVO)の使用を開始したことを明らかにした。これによって、現在バックアップに使用しているディーゼル電源と比較して、最大90%のCO2排出量削減に役立つとのことだ。
AWSの北欧インフラストラクチャー・オペレーション担当ディレクターであるNeil Morris氏は、「AWSでは、地球、ビジネス、お客様、地域社会にとって良いことであるため、持続可能性に取り組み、投資しています。HVOへの移行は、データセンターの持続可能性を向上させ、オペレーションを脱炭素化し、パリ協定の10年先である2040年までにネットゼロ炭素を達成するというAmazonの全社的目標に向けて取り組んでいる多くの方法のひとつにすぎません」と、述べている。
Amazonによると、HVOは再生可能で、生分解性があり、毒性がない。燃料のライフサイクルにおいて、ディーゼル車と比較して二酸化炭素排出量を90%削減することが可能だという。AmazonのHVOソリューションは、廃食用油、植物油、植物性油、残渣油など、さまざまな油を使って作ることができる。さらに、HVOは既存のシステムで動作するため、改造の必要がなく、冬の寒さでも安定した性能を維持するのだ。
HVOへの切り替えは、パリ協定で定められた2050年の期限より10年早く、2040年までに純炭素化を目指すAmazon独自の取り組みである「The Climate Pledge」の一環とのことだ。
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