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Qualcommが公開した、Snapdragon X Eliteチップの性能を示す動画において、この同社の次世代ラップトップ向けチップセットの性能が、AIワークロードにおいて、Intel Core Ultra 7の最大10倍にも上ることが明らかになった。動画の説明では、Snapdragon X Eliteを搭載したラップトップPCは、“比類のないAI機能を実現する画期的な45 TOPS NPU”を搭載しているとのことだ。

Qualcommが実施したNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)テストでは、Stable DiffusionとGIMPでのAI画像生成が実施された。オンデバイスでのAI処理テストだったが、Snapdragon X Eliteの示す性能は確かに圧倒的な物だ。

上のビデオでは、Stable Diffusionのテストが実施されているが、Snapdragon X Eliteラップトップが7.25秒で画像生成を完了したのに対し、Intel Core Ultra 7ラップトップは同じプロンプトから画像生成を実施するのに22.26秒を要していた。

下のビデオでは、Intel Core Ultra 7 155Hが12秒で画像を生成しているのに対し、Snapdragon X Eliteは同じタスクを1秒で完了している様子が見られた。

この最新SoCはマルチコア性能でも負けておらず、こちらのGeekbench 6の結果では、シングルコアスコア2,574、マルチコアスコア12,562と、M3より最大21%高速で、23Wと80Wの2つの電力制限で動作可能で、ユーザーが電力効率と性能を優先したい場合に有望な選択肢を提示する物だ。Snapdragon X Eliteを搭載した実際のコンシューマーグレードの製品は今年発売されるが、これまでMacの圧倒的な性能と電力効率に憧れていたWindowsユーザーにとって、真に魅力的なラップトップがついに登場するかも知れない。

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