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Googleは、AIチャットボット「Bard」を展開する全ての言語でGemini Proのサポートを開始した事と同時に、このチャットボットに「Imagen 2」による新たな画像生成機能を追加した。ユーザーは、現在は英語によるチャットでのみ生成が可能だが、Bard上でテキスト入力によって画像生成を行う事が可能になっている。

今回のBardへの画像生成機能の追加は、ChatGPTのDALL-E 3対応への挑戦だ。有料のサブスクリプションが必要なChatGPT Plusとは異なり、BardでImagen 2でを使用するのは(今のところは)無料だ。ただし、この機能はどこでも利用できるわけではなく、EU、スイス、英国は今のところ除外されている。また、画像生成は当初18歳以上のユーザーのみが利用可能となる。

また、Googleは、画像がAIによって生成されたことを示すために、写真のピクセルにAI由来である透かしを埋め込む「SynthID」テクノロジーを用いている事を明らかにした。加えて、最近問題になっているディープフェイクへの対応として、既知の人物の画像の生成を防止し、暴力的、攻撃的、または性的に露骨なコンテンツを制限するための技術的およびセキュリティ上の安全策を導入しているとのことだ。

そして同日Googleは、スタンドアロンのAI画像生成ツール「ImageFX」も発表している。こちらも、Imagen 2に基づく物だが、より画像生成に特化した視覚的特徴を備えたインターフェースが用意されており、AdobeのFireflyに近いイメージだ。ただし、こちらは現在米国を含む一部の地域でのみ利用可能となっている。ウェイティングリストに登録し、利用可能になったら通知を受け取ることも可能だ


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