Googleは、自社の社員すらもあまり使いたがらないChromebookを、より魅力的なものにしようとしているようだ。
MacやWindows PCより格下に見られるChromebookは、その手に入れやすい価格からエントリーユーザー向けに普及しているが、Googleはどうやらこれに高級ラインを追加しようとしている可能性が、9to5Googleによって報じられている。
9to5Googleは、匿名の情報源からのものとして、Googleが新しいブランド名「Chromebook X」を採用していると主張しているが、最終的なブランド名は発売前に変更される可能性があると付け加えている。
9to5Googleによると、Chromebook Xノートを作るPCメーカーは、ハードウェアスペック(特にCPU)に規定があるようで、記事では、AMDのZen 2+、Zen 3チップ、およびIntelのCore第12世代チップが採用されていることが挙げられている。一定レベルのスペックを備えたものが「Chromebook X」を名乗れるということだろうか。また、より新しいCPUが搭載される可能性もあると付け加えている。
加えて、Chromebook Xのデバイスは、特定の量のRAMと優れたウェブカメラも搭載しなければならないそうだ。なお、AMDはZen+(Ryzen 3000モバイルチップに搭載)とZen 3+(Ryzen 6000モバイルに搭載)のみを製造しており、「Zen 2+」は存在しないことに注意してください。したがって、これはタイプミスであるか、あるいは、Zen 2ベースのコアを搭載し、より小さな6nmノードで製造されているMendocinoを指しているのかも知れない。
ハードウェアのスペックだけでなく、報道によると、Chromebook Xノートブックには、通常のChromebookには含まれないいくつかの専用ソフトウェア機能が搭載される可能性があるとのことだ。その中には、ビデオ会議のためのライブキャプションのサポートや背景の自動ぼかし、最大16の仮想デスクトップ、オフラインのGoogle Driveファイルのピン留めなどが含まれる可能性があると言う。
9to5Googleは、2023年末までに「Chromebook X」ブランド(またはGoogleが決めた名称)の最初のChromeOSノートPCが登場する可能性があると述べている。ということは、当然ながら、GoogleはこのアップグレードされたChromebookを年末商戦に投入しようとしていることになる。
Chromebookは、これまで安価なノートパソコンを求める消費者を主なターゲットとしてきたため、GoogleとサードパーティーのChromebook X PCメーカーが、より高価なモデルをどのように販売するかは興味深いところだ。
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