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「バイバイ、コルタナ」:MicrosoftがAIアシスタント「Cortana」のサポートを2023年後半に終了へ

恐らくiOSのSiri以上に使われていないであろうMicrosoftのAIアシスタント「Cortana」が、近々サポートを打ち切られる事になった。とは言ってもユーザーにとってはほとんど影響はないだろうが。

Cortanaは、音声ベースのアシストを提供し、リマインダーの設定、カレンダーイベントの作成、天気予報の提供、Web検索など、幅広いタスクに対応している。

当初はWindows Phoneオペレーティングシステムの一部として導入されたCortanaは、その後、Windows 10、Android、iOSなど、他のプラットフォームにも拡大した。現在ではMicrosoftのエコシステムに深く組み込まれ、他のMicrosoft製品とも密接に連携するように設計されている。

Windows Centralが発見したサポート文書によると、そのCortanaも、2015年にWindows 10に搭載されてから8年後の2023年後半に引退する予定だ。

「2023年後半から、WindowsのCortanaをスタンドアロンアプリとしてサポートすることはなくなります。ただし、AI機能を強化したWindowsとEdgeの強力な生産性向上機能には引き続きアクセスできます」とMicrosoftは述べている。

「この変更はWindowsのCortanaにのみ影響し、生産性アシスタントであるCortanaは、Outlookモバイル、Teamsモバイル、Microsoft Teamsディスプレイ、Microsoft Teamsルームで引き続き利用可能です」。

Windows Copilotにバトンタッチか

今回の発表は、Microsoftが2年前にCortanaモバイルアプリのサポートを2021年3月31日から打ち切ったことを受けてのものだ。

WindowsデジタルアシスタントとしてのCortanaの座は、先週のBuildカンファレンスで発表されたAI搭載のWindows Copilotによって徐々に奪われつつある。

既にMicrosoftは、Windows Copilotが6月からWindows 11のプレビュー段階に入ることを明らかにしている。

Microsoftは、音声でPCを操作できるWindows 11の音声アクセス、AIを搭載した新しいBing検索エンジン、AI生産性ツールMicrosoft 365 Copilotなど、Cortanaに代わり、その機能の上に構築する最近発売した製品のいくつかを提案している。

「私たちは、AIを活用したスマートで迅速な作業を支援するために、イノベーションを続けていくことに興奮しています。時間を節約し、あなたにとって最も重要なことに集中するためにAIを使用する新しい方法をお楽しみください」と、Microsoftは述べている。


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