OpenAIは、5月中旬に米国でChatGPT iOSアプリの提供を開始したが、今回、「今後数週間でより多くの国に拡大する」という約束を守り、新たに30カ国での提供を開始した。
ChatGPTモバイルアプリが日本でも利用可能に
対象地域は、日本を含む、アルバニア、クロアチア、フランス、ドイツ、アイルランド、ジャマイカ、韓国、ニュージーランド、ニカラグア、ナイジェリア、英国、アルジェリア、アルゼンチン、アゼルバイジャン、ボリビア、ブラジル、カナダ、チリ、コスタリカ、エクアドル、エストニア、ガーナ、インド、イラク、イスラエル、日本、ヨルダン、カザフスタン、クウェート、レバノン、リトアニア、モーリタニア、モーリシャス、メキシコ、モロッコ、ナミビア、ナウル、オマーン、パキスタン、ペルー、ポーランド、カタール、スロベニア、チュニジア、アラブ首長国連邦となる。
対象地域のiOSユーザーは、このアプリにアクセスすることができるようになった。
ChatGPTアプリは、Webサイトと同じように動作し、パソコンとiPhoneの間で会話履歴が同期される。ChatGPT Plusの加入者は、アプリからGPT-4にアクセスでき、より迅速な回答を得ることも可能だ。また、モバイルアプリでは、Webサイトと比較して、OpenAIの音声認識「Whisper」による音声入力が可能となっており、よりチャットボットとのやりとりが親しみ易い物となっている。今のところ、iPhone向けのフォーマットのみなので、iPadユーザーはデスクトップ版を利用する必要がある。
注意点としては、似た名前、見た目を真似た類似アプリが多数存在するため、正しいアプリをダウンロードするように注意しよう。正しいアプリは、こちらのリンクから手に入れられる物だ。App Storeで検索する場合は、提供元が「OpenAI」になっているかどうかをしっかり確認すると良いだろう。
ChatGPTが世界中のスマートフォンで利用できるようになる時期について、OpenAIは「近いうちに」と述べている。OpenAIの最初のiOSアプリの発表では、”Android users, you’re next!”と言っていたが、Androidユーザー向けのChatGPTアプリはまだ登場していない。
拡大そのものと、AIへのアクセスを継続的に緩和することは、政策をめぐる世界的な議論を急がせる。Reuters他によると、OpenAIのCEOであるSam Altman氏は、同社が今後の規制の中で機能しないと判断した場合、ChatGPTを欧州連合から撤退させる可能性を表明しているようだ。一方、AlphabetのCEOであるSundar Pichai氏は、AIガイドラインの制定に向けて欧州委員会と緊密に連携している。
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