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Microsoft、BingのAIチャットボットに広告表示を開始

MicrosoftのBingチャットは、通常の検索よりもコンピューティングコストが高いことから、早々に収益化することが必要と言われており、Microsoftも広告表示の開始を早期に行う事が噂されていた。実際、既に広告リンクが発見されたという噂もあったが、本日、同社は、チャットボットを広告で収益化する計画について説明した新しいBingブログエントリーを公開し、この噂に終止符を打った。

このブログでは、MicrosoftがBingチャットで目指すのは、「この新しい検索の世界で、パブリッシャーへのトラフィックを増やすこと」であると述べている。同社のCorporate Vice President & Consumer Chief Marketing OfficerであるYusuf Mehdi氏は、次のように述べている。

初期の進捗は心強いものです。プレビューのデータに基づいて、私たちはあらゆるタイプのユーザーからより多くのトラフィックを駆動しています。私たちは、チャットのような新しいシナリオのために、より多くの人々をBing/Edgeに引き入れ、利用が増加していることを確認しています。また、パブリッシャーへのトラフィックを促進するために、チャットの回答本文にソースへのリンクを貼ったり、チャット結果の下に「もっと知りたい」と追加ソースへのリンクを貼るなど、ユニークな工夫をしています。

この投稿によると、同社はニュースフィードサービス「Microsoft Start」のパートナーである企業の一部と会合を持ったという。これらのパートナーは、Bingチャットを使用して自社のコンテンツやサービスにリンクさせる方法について、Microsoftにフィードバックを提供した。Microsoftは、いくつかの初期のアイデアを追加したとのことだ。

  • パブリッシャーからのリンクにカーソルを合わせると、そのパブリッシャーからのリンクがさらに表示される拡張ホバー体験により、ユーザーはより多くの方法で関与し、パブリッシャーのウェブサイトへのトラフィックを増加させることができます。
  • Microsoft Startのパートナーには、Microsoft Startのライセンスコンテンツのリッチキャプションをチャットアンサー横に配置することで、Microsoft Startのコンテンツへのユーザーの関与を高め、広告収入をパートナーと共有することができます。また、チャットエクスペリエンスに広告を掲載し、コンテンツがチャットの回答に貢献したパートナーと広告収入を共有することも検討しています。

Microsoftはこれらの広告プランをまだ「初期のアイデア」と考えているため、Bingチャットのフォーマットや全体的な広告体験が今後数ヶ月で変更される可能性は非常に高いだろう。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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