Amazon、植物油によってデータセンターのCO2排出量削減を実現

masapoco
投稿日
2023年3月21日 15:40
aws hvo

Amazonは、欧州のデータセンターのバックアップ発電機の電源として、水素化植物油(HVO)の使用を開始したことを明らかにした。これによって、現在バックアップに使用しているディーゼル電源と比較して、最大90%のCO2排出量削減に役立つとのことだ。

AWSの北欧インフラストラクチャー・オペレーション担当ディレクターであるNeil Morris氏は、「AWSでは、地球、ビジネス、お客様、地域社会にとって良いことであるため、持続可能性に取り組み、投資しています。HVOへの移行は、データセンターの持続可能性を向上させ、オペレーションを脱炭素化し、パリ協定の10年先である2040年までにネットゼロ炭素を達成するというAmazonの全社的目標に向けて取り組んでいる多くの方法のひとつにすぎません」と、述べている。

Amazonによると、HVOは再生可能で、生分解性があり、毒性がない。燃料のライフサイクルにおいて、ディーゼル車と比較して二酸化炭素排出量を90%削減することが可能だという。AmazonのHVOソリューションは、廃食用油、植物油、植物性油、残渣油など、さまざまな油を使って作ることができる。さらに、HVOは既存のシステムで動作するため、改造の必要がなく、冬の寒さでも安定した性能を維持するのだ。

HVOへの切り替えは、パリ協定で定められた2050年の期限より10年早く、2040年までに純炭素化を目指すAmazon独自の取り組みである「The Climate Pledge」の一環とのことだ。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • gpt 4 hero
    次の記事

    OpenAI、米国労働者の仕事の8割がGPTの影響を受けると発表

    2023年3月21日 16:13
  • 前の記事

    プラスチックゴミで作られた“岩”が見つかったという恐ろしい発見が報告される

    2023年3月21日 14:36
    444288

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • amazon anthropic

    Amazon、AIスタートアップのAnthropicに“現金”27億5千万ドルを投資

  • amazon genai seller page 1

    Amazon、他サイトのリンクをペーストするだけで商品ページを作り上げる生成AI機能を紹介

  • ai chip image

    企業による生成AI投資に初めて減速の兆候が現れる

  • nuclear reactor

    Amazonが原子力発電に投資、Cumulusデータセンターを6億5000万ドルで買収

  • Amazon、“創発的能力”を有すると主張する音声言語モデル「BASE TTS」を発表

今読まれている記事