オンラインバージョン管理サービスのGitLabが、従業員の7%にあたる約130人を解雇することを発表した。GitLabのSid Sijbrandij CEOは、レイオフの理由として「市場の変化に対応するために、事業の優先順位を見直す必要がある」と説明した。また、「レイオフは、GitLabの成長や利益性に影響を与えない」と強調している。GitLabは、解雇される従業員に対しては、給与の3か月分と健康保険の1年分を支払うとともに、再就職支援サービスを提供するとしている。
GitLabのレイオフは、同じ日にMicrosoft傘下のGitHubが、従業員の10%にあたる約300人を解雇することを発表したことと重なる。GitHubのThomas Dohmke CEOは、解雇の理由として「新たな予算の再編成により、一部のチームの役割が重複していることが判明した」と説明していた。
GitLabとGitHubのレイオフは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の変化や競争の激化に対応するために、GoogleやAmazon、Microsoft、MetaなどのIT大手各社が数千人規模のレイオフを実施している中で発表された。これらの企業は、リモートワークの普及やクラウドサービスの成長などにより、事業の効率化やコスト削減を図る必要があると判断している。また、テクノロジー業界では、人材の流動性が高く、スキルや経験に応じて高い報酬を求める傾向がある事も影響しているだろう。
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