NVIDIAの元・RTX 4080 12GBこと、「RTX 4070 Ti」は、1月に発売される予定だが、実は同社がこれを公式に明らかにしたことはなく、名前や仕様などはもっぱらリークに基づく物だった。
だが、今回NVIDIAが公式サイトにうっかり早期に公開してしまった情報から、その名称や仕様が正式に明らかになった。それによると、名称はやはり「RTX 4070 Ti」で間違いなく、RTX 4080 12GB(NVIDIA GPU史上唯一「未発表」GPU)のリブランディングであることを確認できたわけだ。このモデルは7680個のCUDAコアを搭載し、ブーストクロックは最大2.61GHzになる予定である。NVIDIAは、このGPUが12GBのGDDR6Xメモリを搭載していることを確認している。すべてのスペックは「RTX 4080 12GB」と同じだ。
NVIDIAによれば、Ada Lovelaceベースの新ボードは、AmpereベースのGeForce RTX 3080 12GBに比べて80%~260%高速化されているとのことだ。ただし、同社ははDLSS 3とフレーム生成を採用したGeForce RTX 4000シリーズの性能をDLSS 2を採用したGeForce RTX 3000シリーズと比較する傾向があるため、この比較については単純に鵜呑みに出来ないのが正直なところだ。
とはいえ、先日リークされたOctaneベンチマークテストでは、スコアがRTX 3090 Tiを上回る結果を残しているように、コストパフォーマンスに非常に優れた製品になるのではないかと予想される。
NVIDIAは、1月上旬のCESでGeForce RTX 4070 Tiを発表する予定なので、同社のパートナーがこのGPUを搭載したカスタムグラフィックカードを多数展示することが予想される。
GeForce RTX 4070 Tiの価格については不明だが、米国での販売価格が799ドルになるとの話も出ているが、日本で販売される際にはアスク税や消費税、円安の影響などもあり軽く10万は超えてくることが予想される。
Source
- NVIDIA: GeForce RTX 40 Series(現在は未公開)
- via 188号氏, VideoCardz
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