GoogleがManifest V2廃止計画を延期と発表

masapoco
投稿日 2022年12月13日 13:45
manifest v3

Googleは、2023年1月に古いManifest V2拡張機能のChromeサポートを段階的に終了する予定を発表していたが、延期を決定した。

当初の計画では、Chrome Beta、Dev、Canaryビルドで、Manifest V2の拡張機能サポートをオフにする実験が2023年1月に開始される予定だった。さらに、Chrome Web Storeで「特集」バッジを取得するためには、Manifest V3が必要になるはずだったが、開発者コミュニティからの反応を監視した結果、方針の変更を決めたようだ。

サービスワーカーが DOM 機能を使用できないことや、拡張機能サービスワーカーの寿命が現在厳しく制限されていることなど、移行に伴う共通の課題についてご意見をいただいています。前者については Offscreen Documents API(Chrome 109 で追加)で緩和しており、後者については積極的に解決策を探っているところです。

Googleは1月の実験を延期する。最初のステップに変更が生じることで、その後の計画も後ろ倒しになることになる。これには、2023年6月にChrome Stableで非推奨のテストを開始するという当初の計画も含まれている。2024年1月の最終ステップは、すべてのMV2 Chrome拡張機能をWebストアから削除することだった。

同社は、2023年3月までに、最新の段階的廃止計画およびスケジュールについて告知するとしている。

私たちの指針は、Manifest V2をオフにする前に、これらの新機能の開始後に開発者が拡張機能を更新し、テストするための十分な時間を与えることです。

なお、MicrosoftのEdgeは、先日Manifest V3移行計画について発表し、少なくとも2024年1月までManifest V2を廃止しないことを明らかにしている

GoogleのChrome拡張機能向け開発者担当Simeon Vincent氏は「これまでのフィードバックと熱心な議論に感謝するとともに、2023年の幸せなスタートをお祈りします。」と述べている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Galaxy S22 Ultra with vapor chamber
    次の記事

    Galaxy S23シリーズは、Ultraにのみベイパーチャンバーが採用される可能性

    2022年12月13日 14:16
  • 前の記事

    Google、Android 13 QPR2 第1弾ベータ版をリリース

    2022年12月13日 12:26
    android 13 thumbnail

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • google chrome arm hero

    Google、“遥かに高速な”ArmネイティブなChromeブラウザを正式リリース

  • FireShot Capture 061 Search Labs labs.google.com

    GoogleのAI統合検索がマルウェアサイトにユーザーを導いている

今読まれている記事