NVIDIAは、Hopperアーキテクチャに基づくH100シリーズをリリースして間もないため、まだ次期アーキテクチャである「Blackwell」については情報がほとんど出ていない。だが、このアーキテクチャが実際に、予想通り2024年に立ち上がることが、NVIDIA公式ソースから始めて明らかにされた。
NVIDIA Blackwell GPUは2024年にHopperの後継になる。GB100、GB102、GB202のGPUがパイプラインに並ぶ。
NVIDIAのIan Buck氏は、Arete Tech Conference 2022で質問に答えながら、同社が2年ごとに主要なGPGPUアーキテクチャを投入することを強く主張しており、Hopperが今年リリースされたと改めて強調している。これはとどのつまり、2024年のどこかの時点でBlackwell GPUアーキテクチャを投入することをNVIDIAが目指していることに外ならない。
Q: …新製品に対するお客様の反応や、AIの最先端で起きていること、2023年に向けてどのように進化していくとお考えですか?
A: ……我々は、2年ごとに新しいGPアーキテクチャを作っています。新しいCPUアーキテクチャも2年ごとにコミットしており、今年Hopperを発表できたのは非常にエキサイティングでした。
……ですので、Hopperへの移行はエキサイティングになると思います。2023がさらに多くをもたらし、2024年はもっとハッピーになるでしょう。これからも、また皆さんにお会いして、今後のことをお伝えできればと思います。」
Seeking Alphaより
NVIDIA Hopperは、発売時点で世界最速の4nm GPUであり、世界初のHBM3メモリを搭載している。16,384個のCUDAコアを搭載したNVIDIA RTX 4090をも上回る、正味18,432個のCUDAコアを搭載したハイスペックな製品だ。Blackwellは、Hopperに対して大幅な世代交代を実現することになる。NVIDIA Blackwell GPUは、事前のリークですでに4基が確認されている。
また、当初ダンプで見つかったテキストストリングを以下に示す。
Blackwell GPUシリーズについては、現時点ではテキストの羅列に過ぎないため、(当然ながら)それ以外のことはあまり知られていない。分かっているのは、このシリーズがHopper GPU(メインストリームのAda Lovelace GPUと並行してリリースされた)の後に出てくると言うことだ。この命名規則は、コンシューマ向けGPUを指すのではなく、Hopperの後継を指すことが確定している。
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