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写真編集アプリ「Lensa AI」がまるでアーティストが描いてくれたような自分のアバターを作ってくれる機能を提供し話題に

2018年にリリースされた写真編集アプリ「Lensa AI」が11月下旬にリリースした「マジックアバター」機能が話題となり、海外のiOS App Store「写真とビデオ」チャートで1位に躍り出ている。まるでアーティストが描いてくれたような美しい自分のアバターを作り出してくれるこのテクノロジーには、昨今話題の画像生成AI「Stable Diffusion」が使われているようだ。

Lensa AIの「マジックアバター」機能は、ユーザー自身の写真を10枚から20枚アップデートさせて学習させることで、それを元にStable Diffusionモデルを使って、デジタルアーティストが作成したような自分のアバターを生成してくれるというものだ。

マジックアバター機能自体は有料機能である為、Lensa AIをダウンロードしサブスクリプションに加入するか、7日間無料トライアルへの参加が必要となる。トライアルに参加しなくても、この画面を回避することはできるが、無料版のアプリは非常に限定的であるため、あまり参考にはならないかも知れない。とりあえず試してみたいなら、無料トライアルに参加して、忘れないようにキャンセルするのがいいかもしれない。

lensa ai
(Credit: Lensa AI)

アプリ分析会社SensorTowerによると、Lensa AIは2018年のローンチ以来、世界で約2,220万ダウンロード、消費者支出は約2,900万ドルを記録しているとのこと。先月は、マジックアバターがリリースされたことで、アプリのダウンロード、利用が大幅に急増している。11月のアプリのダウンロード数は160万回で、10月の21万9000回から631%増となった。米国はLensa AIの最大の市場であり、消費者支出の58%を生み出していますが、今、特にブラジルでこのアプリが人気とのことだ。11月の全ダウンロード数のうち、31%がブラジルからのもので、インストール数は前月比24,450%増となった。

Lensa AIを開発したPrisma LabsはTechCrunchの取材に対し、ユーザーの写真を処理するためにAWSのクラウドサービスを利用していると述べている。ユーザーの写真にAIモデルが学習されると同時に、その画像は直ちに削除されるとのことだ。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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