Samsung(サムスン)のGalaxyスマートフォン向けカメラアプリ「Expert RAW」に、新たな撮影機能「多重露光モード」と「天体写真モード」が追加される。これらは、One UI 5にアップグレードしたGalaxy S22の所有者のみにベータ版として提供される予定だ。
多重露光モード
多重露光モードは、XperiaやZTEなどの他のブランドでは見られたが、Galaxyでは初搭載となる。このモードでは、ユーザーは2つの記録方法と4つの合成方法を得ることができるとSamsungは述べている。2つの記録方式は以下の通りだ。
- 連続撮影:一定の間隔で連続的に写真を撮影する方法。
- マニュアル撮影:1枚ずつ写真を撮影する。
これらの設定を使用したくない場合、アプリでは多重露出のアイコンに移動して “v” をタップすることでオフにすることが可能です。
4つの合成方法については、期待できます。
- 加算(Add):加算は、各入力のピクセル値を取り、それらを組み合わせて最終的な結果を作成する。
- 平均(Average):平均は、各ピクセル値の平均値を取って、合成する。
- ブライト(Bright):ブライトは、合成時に暗い値を取り除き、明るい値だけを保存する。
- ダーク(Dark):ダークは、ブライト の逆で、合成時に暗い値のみを保存する。
天体写真モード
Samsungのコミュニティサイトで紹介されている2つ目の機能は、「天体写真モード」だ。同社によると、天体写真の撮影には、通常、天体探索、構図設定、カメラ設定、連写、合成、後編集という6つのステップを踏む必要があるという。そして、高品質の画像は通常、数十枚以上の写真を数時間かけて合成する必要がある。そして天体写真家は赤道儀などの専用機材を使って、天体を自動追尾する必要がある。つまり、とても手間がかかる作業なのだ。
Samsungは、Galaxyに搭載される新たな天体写真モードは、その複雑な作業のすべてを提供するとしている。これらのツールに加え、星座を確認するためのガイドも提供されるようだ。ただし、ベストショットを撮るには、Galaxy S22用の三脚になるという。
以下は、天体写真モードを使って撮影した写真になる。
多重露光と天体撮影はGalaxy S22専用だが、ベータ期間が終わればOne UI 5の他のデバイスにも搭載される可能性があるだろう。
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